街の匂い

ある夏の日の夕暮れ
東京の下町を窓開けて車で走った

どこからともなく
魚を焼く臭いや
煮物の醤油ベースの匂い
おじゃがでも焚いているのだろうか
人々の暮らしの匂いが漂う
久しぶりに東京で
埃と排気ガスや
地下鉄の熱風以外の香りを嗅いだ気がした

それに反して
金沢の会社周りには
まだ畑や田んぼがあり稲刈りの後にはあの
独特な藁や籾殻の匂い
のんびりした風の香りは無臭だけれど
その季節にあった薫りを乗せて渡る

好きだなぁ
街を想像できる風が

名古屋でのコンサート

お知らせです！

篠笛の木村俊介さんのコンサート
「音象」が名古屋で行われるようです。


１１月１３日（日）
場所は　善光寺
　　　　　↓
http://insho.kmlw.net/sch/1111.html

お寺でするコンサートって
読経が響くようになっているつくりの本堂ですると
ホールで聞くのとは違った音になるのではないかしら。
贅沢な音が聴けそう

この日はもしかして・・・満月では？

93才の女性画家

堀文子さん

以前にも書いたことがあると思うが、
今日霧がかかりつつある山と雲行き怪しい空を見ていたら
ふと頭に浮かんだ

　　群れない　
　　慣れない
　　頼らない

そんな人生が送れたら
日々新鮮で幸せだろう...

かなざわ 秋の陣

山の麓にある１軒の普通のお宅
そこの縁側でお茶をいただける

入り口には

湧き水であろうか

紅葉したまゆみも似つかわしい

　　　　　　　　　　　

そして樹木公園の　かつら　の木
甘いクッキーを焼いたときの香りがする

金木犀もかなわない、甘い香り

母の一言

三連休を金沢で過ごした母の一言
　
あなたはこっちののんびりした空気が合っている。
東京に出てきたら息苦しくて住めないね

だって。

母を一人にさせておくのは危なくて
来春からなんとか東京にて仕事を探し
東京に帰る方向で動き始めていた。

でも体か頭のどこかの片隅に
金沢を離れて雪のないあの乾燥砂漠の東京でほんとに住めるかどうか、
と迷い悩んでいるのは確か。

なんとかなるさ～　ナンクルナイサ！　と
割り切ったつもりだったが、
なにげないこの母の言葉は
痛い