PENTAX super-Takumar 50mm F1.4 (前期型)
レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F1.4 |
フォーカス | MF | 画角(35mm換算) | |
レンズ構成 | 6群8枚 | 対応マウント | M42マウント |
絞り羽枚数 | 6枚 | フィルター径 | 49mm |
焦点距離 | 50mm | 最大径×長さ | 36×57mm |
最短撮影距離 | 0.45m | 重量 | 243g |
最大撮影倍率 | 発売 | 1962年頃 |
オークションで落札しました。かなり無理して!だって探していた8枚玉のsuper-Takumar 50mm F1.4なんですから。シリアルが106****ですから間違いなく8枚玉なんです。競り合った方は知ってたんでしょうか?赤外指標の位置も4の内側です。たっちゃんにとっては宝物のようなレンズですが、届いたレンズは乾燥剤が入ってはいましたが思いっきりカビてました。
化粧リングをまず外します。
化粧リングの下からフィルターブラケットを押さえているネジ3本とレンズ群のへりを押さえている風なネジ3本が見えます。
ここで、フィルターブラケットを外して、レンズ群のへりを押さえている風なネジ3本を外したんですが、ここで思い出しました。super-Takumar 50mm F1.4の分解を扱ってるブログの多くがこのネジ外してるので前回同じように外してしまいレンズ群らしき部分を回しちゃったんですよね。ぐいっと。で、絞り連動ピンを折っちゃったんです。
このネジを外したらレンズの中身がゴロンと外れるだけで、レンズの掃除には関係ないんです。何も見ないでやったときみたいにフィルターブラケットも外さないで前玉群だけ外した方がずっと安全です。カニ目溝のある前玉群の黒いフランジ部を回すわけです。その下の3本のネジを外さなければ本体側が押さえられてるので、前玉群を外すのも楽です。写真のように、レンズの外側部分と中身を分けてもねえ・・・・
次は中身を外したりしません。ヘリコイドに異常を感じなければ外す必要ありませんから。で、前玉群が外れました。絞り羽の向こう側のレンズのカビも掃除しときます。
例によって前玉群の裏にカビさんが育っていました。一番前のレンズの裏にもカビが見えたので押さえリングを外して
タコ棒で一番前のレンズを外しカビ取りします。全部のレンズが綺麗になったので組み戻して完成です。後端のレンズの端の形もばっちり前期型の形です。
切替レバーの裏に刻印はありませんし、表示もMとA完璧な前期型です。むふふ。
後のレンズが黄変してない/重量が243g以上ある/赤外指標が4の内側/絞り切替レバー部の表示がMとA/レバーの裏に刻印がない/後端レンズ部が丸くない/化粧リングのsuper-Takumar の文字の前にシリアル何号とすべての前期型の特徴が揃っています。 念願の完全な前期型が、手に入ったので、super-Takumar 50mm F1.4が、揃いました。このレンズは、様々なバリエーションがあって、6種に分けている方もいるようですが、たっちゃんは、他のsuper-Takumar と同じく前期型と後期型の二種類で他は正式発売前の暫定仕様とか、前期型から後期型に代わる際の部品調達上の調整による産物に過ぎないと思うんですよね。