京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

『魅惑の清朝陶磁』展

2013-10-27 06:17:55 | 美術・博物館


京都国立博物館で『魅惑の清朝陶磁』展(10/12~12/15)が開催されていましたので、行ってきました。
素晴らしい陶磁器を目にし、満足感でいっぱいです。
展示会の構成は次のようになっています。
1、行き交う唐船
2、出土品が語るー江戸・京都・長崎ー
3、独自の回路
4、日本からの注文
5、旧家の伝来品
6、江戸時代の中国趣味
7、清朝陶磁と近代日本

展示会の雰囲気を味わっていただくため、博物館HPで紹介されている作品案内と画像を転載させていただきます。








博物館作品紹介より転載

『古来「やきもの」の王者として名高い中国陶中でも、その形・質の多様性と色鮮やかさにおいて、他を圧倒しているのが清時代の陶磁 器、清朝陶磁です。ヨーロッパの王侯貴族に愛されたばかりでなく、明治維新後の日本でも美術愛好家たちによって賞玩されていたことはよく 知られています。ところが、「鎖国」していたという歴史観の影響もあって、江戸時代の日本へもたらされていた清朝陶磁には、これまであま り注意が払われてきませんでした。
しかし、江戸時代の日本は世界の中で決して孤立していたわけではありません。近年、遺跡の発掘調査や古社寺・旧家の伝来品の調査 が進められる中で、既に江戸時代からかなりの量の清朝陶磁が日本へもたらされていたことが判ってきています。江戸時代の日本へ輸入 されていた清朝陶磁は、基本的に民間工房(民窯)の作品が主流でしたが、今日のように自由に海外渡航できる時代ではありませんでし たから、多くの日本人にとっては見知らぬ異国からの渡来品として随分と貴重視されたのです。とりわけ、粉彩とよばれる極彩色の清朝 陶磁は、当時の日本の〈やきもの〉にはない華やかなピンクの色がとりわけ人目を引いたらしく、日本の陶工たちもそれに迫るものを作 ろうと、涙ぐましいまでの努力をしています。
また、欧米をはじめとする諸外国への輸出産業育成が急務であった明治時代の日本では、既に欧米諸国で高い評価を得ていた清朝陶磁 に負けない〈やきもの〉を作ろうという機運が高まりました。明時代から清時代の中国では、皇帝をはじめとする宮廷での使用に特化し た陶磁器を生産する工房として官窯が設置され、最高級の陶磁器が生産されていましたが、近代日本の陶工たちはその官窯にも負けない 〈やきもの〉作りを目指したのです。
この展覧会では、清時代と同時代の日本人が、どのように清朝陶磁を賞玩してきたのかという歴史とともに、そこからどのような発想を得 て、どのように新しいものを生み出そうとしてきたのか、その足跡を辿ります。 江戸時代の日本人が愛した民窯製品のおおらかさや、近代日本の陶工たちが好敵手と認めた官窯製品に代表される高級品の精巧さを、伝世の 名品はもちろんのこと、出土品や沈没船からの引き揚げ品も交えて紹介する、日本と中国の陶工たちが織り成す百花繚乱の「やきもの」世界。 どうぞお楽しみください』










































パンフレット写真より





















現在工事中の新館も、工事用シートがはずされ、来年竣工しま。非常に楽しみです。





京都の紅葉の見頃は来月ですが、博物館の木々も一部紅葉が進んでいます。