京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

精霊迎え 六道まいり2014

2014-08-09 05:27:19 | 京都めぐり


今日、明日は台風11号の影響がでそうです。
全国で被害が大きくならないことを祈りたいです。

8月に入ると、京都の町は一気にお盆の装いになります。
お盆の精霊迎えも、六道珍皇寺で始まりましたので、私も六道まいりに行ってきました。





京都では、8月の13日から始まり1 6日の五山の送り火に終る盂蘭盆( うらぼん)には、各家に於て先祖 の霊を祀る報恩供養が行われます。
盂蘭盆前の8月7日から10日までの 4日間、精霊を迎えるために六道珍皇寺に参詣する風習が ありました。
これを「六道まいり」ある いは「お精霊(しょうらい)さん 迎え」とも言われています。

平安時代このあたりが、墓所の鳥辺山の麓で、俗に六道の辻と呼ばれた 京の東の葬送の地であったことから、生死の界(冥界への 入口)であり、お盆には、冥土から帰ってくる精霊たちは、必ず ここを通るものと信じられていました。

今では、六道まいりは、夏の風物詩にもなっています。

参詣は、境内参道の花屋さんで高野槇(こうやまき)を購入し、本堂で水塔婆(みずとうば) に戒名を書いてもらい、迎え鐘をつき、多くの石地蔵がある境内、 賽の河原(さいのかわら)と称す るところにて高野槇の葉にて水塔 婆への水むけ(水回向 みずえこ う)をします。

六道珍皇寺の入り口





門をくぐると、槙が売られています。




















ホオヅキもあります。





お参りは、まずは、本堂で水塔婆に先祖の戒名を書いてもらいます。




先祖の霊を迎える鐘をつきますが、すでに大勢の方が列をつくっています。
(写真には行列は写っていませんが)














多くの石地蔵がある、 賽の河原で、高野槇の葉で水塔婆への水回向をします。





私が着いたのは8時前ですが、朝から強い日差しです。





六道まいりと同じ時期に、これも恒例の五条坂の「陶器祭」が開催されます。
開始の9時前でしたので、みなさん、開店準備に汗を流していました。









パンダの焼き物もありました。