一週間前が嘘のような、朝晩の涼しさです。
昨日は一枚多く身につけ、朝の散歩にでかけました。
行き先は東福寺、座禅会で幾度となく通ったところです。
京都の紅葉の名所としても知られ、ピーク時には、
広い境内が人で溢れ、芋の子を洗うがごときです。
でも今なら、そして朝のうちは、訪れる観光客も少なく、
静寂を邪魔することはありません。
観光客のように、時間を気にすることもありません。
広い境内を自分の好きなように歩き、時に佇み、
気に入った景色にカメラを向けます。
もう九月、猛暑だった京都の八月も終わりです。
日中の残暑が厳しく、あわだだしい日常のなかに埋没していると、
秋の訪れに鈍感になりそうです。
でも、じっと耳を澄まし、目を向ければ、
心の内からも外からも秋の気配を感じることができます。
臥雲橋から通天橋を望む景色です。
まだ、青々しています。

塀の青紅葉

一部色づいています。

通天橋に入ります。
誰もいない、ひとりじめの景色です。

通天橋から臥雲橋を望みます。

よく見ると、一部色づいています。

苔は青々してとても美しい。

開山堂です。


睡蓮の花は終わりました。

枯山水の砂紋がきれいです。

方丈から見えるであろう、庭景色です。
十五夜、満月に照らされる白砂の庭を思い浮かべて下さい。

広い境内で、小さな秋探しです。



全体的にはまだまだこんな感じです

でも、地面に目をやれば、キノコたちがいました。





以上、東福寺の小さな秋探しでした。