京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

建仁寺 坐禅会

2016-06-13 05:17:48 | 坐禅会

久しぶりに坐禅会の投稿です。
昨日朝向かったのは10年近くお世話になっている建仁寺坐禅会です。
毎月第2日曜日の朝8時から10時まで開催されています。

7時過ぎの祇園花見小路





花見小路突き当たりの北門から入ります。





会場は大方丈です。





坐禅会場、座布団が置かれています。
方丈内の四つの和室には160人ほど座れますが、今回も参加者が多くて部屋に入りきらず、廊下にまで多くの方があふれる状況です。
観光客も気軽に参加できるのが建仁寺の魅力のひとつです。





私はいつも早めに入り、庭園を眺めるのが好きです。

潮音庭





方丈南庭









坐禅開始前に初心者向けに座り方、手の組み方、驚策の受け方の説明があります。
その後20分坐禅、10分休憩、20分坐禅が行われます。
禅寺ごとで坐禅の時間は異なりますが、建仁寺は短いほうです。 1回の坐禅の時間は線香1本分(約40~45分)ですが、最近はどこも30分位です。

坐禅の後は読経(般若心経、白隠坐禅和讃)があり、それが終わると茶礼です。
茶礼の後、建仁寺小堀管長の碧厳録提唱があります。
私が参加し始めたときは「無門関」48則、1ヶ月に1則です。
現在は碧厳録でもう68則になります。

68則「仰山問三聖」
挙す。仰山、三聖に問う、汝、名はなんぞ。
聖云く、慧寂。仰山云く、慧寂は是れ我。
聖云く、名は慧然。仰山、呵呵大笑す。

仰山が三聖に聞いた。仰山 「お前は、なんという名前だ?」
三聖 「慧寂です」 仰山 「慧寂はわしじゃ」。
すると三聖は言った。「私の名前は、慧然(えねん)です」。
仰山は大笑いした。

豪快な二人の禅師の軽妙なやりとりが醍醐味です。

坐禅会の最後に来月の緑陰講座(7/10~12)のご案内がありました。
通常月は坐禅会は8時開始ですが、来月は6時半開始です。
坐禅の後に著名人の方のお話があります。
3日目は管長のお話があり、参加者に禅寺の朝食(粥)が振る舞われます。





坐禅会終了後ひさしぶりに法堂に入ります。









せっかくですから、建仁寺と言えば風神雷神図(レプリカ)です。





金沢翔子さんの風神雷神