京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都百景ー八坂神社、中村楼

2016-06-28 15:01:47 | 京都の町 町屋・建造物

昨日訪れたのは徳力富吉郎「版画京都百景」の八坂神社」です。


版画 八坂神社 昭和48年(1973)




作品解説文
八坂神社平忠盛の灯籠である。神社の境内本社殿の近くに残っている。
雨の夜、平清盛のお伴をして祇園女御の元へ通う途中、あやしげな怪物を見た。
忠盛がただちに捉えてみると、社僧が簑を被って、燈明を雨にぬれないように持ち、
社内の燈籠に油を差し廻っていた者であったという。
忠盛の沈着ぶりは、清盛に褒められたと伝えられている。


昨日の八坂神社





版画に描かれた平忠盛の灯籠は現在は近くに移されています。
楼門寄付者の名前の木札が立っています。

現在の 平忠盛の灯籠





説明板





夏越祓の茅の輪くぐりがあります。
修学旅行生が観光案内人の説明を聞き、輪をくぐっていました。













本殿






作品 八坂神社南門中村楼 昭和5年(1930)





作品解説文
祇園の二軒茶屋は東に中村屋、西に藤屋があり両側から客を呼びとめていた。
藤屋は亡んで、中村屋が明治になって二階建ての楼を建てて中村楼になった。
旧態一部に留めて二軒茶屋の風情を少々残している。
名物祇園豆腐食べられる。
小唄京の四季のー二本差しでも柔らかうーは、当時の武士が祇園で遊んだあと、豆腐を食べる姿態を皮肉って唄ったものだろう。
以前は古い仲居が残っていて、豆腐切りを客の好みでやって見せてくれたものである。
にぎやかに都踊りの幕下りし
のちの寂しさ誰にかたらむ 勇



昨日の中村楼





現在も豆腐田楽は有名でが、京料理茶屋としてミシュラン星付きです。





八坂神社西楼門







祇王寺から北嵯峨広沢池

2016-06-28 05:26:53 | 京都めぐり

昨日は朝から晴天です。
久しぶりの梅雨の合間の青空に気分もスッキリです。
向かったのは先日突然の雨でリタイアした嵯峨野散策の続き、祇王寺から広沢池までのコースです。
祇王寺は私の好きなところで、先月末にも訪れています。
青苔が美しくなってきた6月 下旬の祇王寺です。


祇王寺入口





受付を通るとすぐ目に入る茅葺き草庵





青苔がきれいになりました。










茅葺き山門



















花はガクアジサイだけでした。



































今回は祇王寺を出て北嵯峨に向かいます。
途中、天龍寺の雲水さんの托鉢行出会いました。
京都は禅寺本山(妙心寺、大徳寺、相国寺、建仁寺、南禅寺、東福寺)が多いので街中のいたるところでちょくちょく出会います。
托鉢の移動中「ホー、ホー」と声を出しますが、長男の孫はなによりもこれが怖いようで、この声を聞くと逃げ出します。
言うことを聞かないときは「ホーさんが来るよ」というとおとなしくなるそうです。





北嵯峨も田植えが終わり、田んぼの中のエサを求めてサギがよく集まってきます。
10羽以上は視界に入ります。




















愛宕山





カモがコンクリートの上で休んでいます。





広沢池、画面右上にサギが飛んでいます。














歩き疲れましたのでここで終わりです。