京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都百景ー三条大橋、鴨の河原

2016-07-05 15:19:30 | 京都百景

今回の徳力富吉郎「版画京都百景」は「三条大橋」と「鴨の河原」です。


作品「三条大橋」 昭和48年(1973)





作品解説文
東海道五十三次の終点であり、東への始発駅でもある。
橋の歴史は古く、鴨川西詰に古い橋脚が残してあり、天正の年号がある。
唐銅の擬宝珠(ぎぼし)は彫銘がある。今もそのまま使用している。
祇園祭の御輿ふりのある橋、大文字の見える橋、川岸の西側は先斗町、木屋町も近い。
京の盛り場の中心、昔のままの姿を残した橋である。


今回撮影の三条大橋





朝の先斗町





三条大橋東詰の建物は変わっていますが、三条大橋の風情は変わりません。


作品「鴨の河原」 昭和48年(1973)





作品解説文
出町柳まで賀茂川と呼び、以南を鴨川という。
先斗町の踊りは鴨川踊りであり、鴨川千鳥の紋が使われている。
三条河原は刑場でもあったらしく、幕末の頃大老井伊直弼の愛人、たか女が捕らわれて、
三日三晩この河原に裸でさらされたのは有名である。
たか女はその後尼になり、洛北金福寺にいたらしく、遺愛品が残っている。
今は京の歓楽街の中心地、東海道五十三次の始発駅でもある。


昨日撮影の景色





版画は鴨の河原ですが、描かれているのは三条大橋です。
これも当時とほとんど変わらない景色のままです。
鴨の河原は昔から四条大橋を中心に賑やかな場所だったようです。
四条大橋の橋の下にパネルが設置されています。


鴨川踊りの先斗町歌舞練場





鴨川千鳥紋





現在の四条大橋と明治、大正時代の四条大橋
大正のアーチ型の橋はいいですね。




























時代はさらにさかのぼって江戸時代の四条大橋
多くの人出があり、賑わっています。




















昨日の鴨川で出会ったカルガモの親子と野の花





























最後に四条大橋からの鴨川の景色












2016年暁天講座

2016-07-05 05:27:33 | 定年後生活

早いもので今年も京都の夏の風物詩暁天講座がやってきました。

建仁寺緑陰講座
京都の暁天講座で一番早く開催されます。

7/8(金)、7/9(土)、7/10(日)
坐禅開始6:30~、緑陰講座7:10~8:00となります。





※最終日 7月12日(日)の講座後には粥座(しゅくざ) (朝食)の 接待があ ります。
いずれも参加費無料です。

天龍寺暁天講座

第一日目:7月30日(土)
第二日目:7月31日(日)
午前6時 ~ 午前7時:坐禅、 午前7時 ~ 午前8時
提唱「夢中問答」天龍寺 管長 佐々木容道老大師
◆両日共、提唱終了後、素麺の接待があります。
曹源池庭園を眺めながら素麺をいただくのは格別です。
参加費は無料


智積院「暁天講座」

開催期間 8月1日(月)~2日(火)
開催時間 午前6時~7時半
会 場 智積院金堂

1日目講師 真言宗智山派管長小峰一允
2日目講師 探検家・武蔵野美術大学教授関野吉晴氏(せきのよしはる)

参加料は無料です。
講座終了後は智積院会館にて朝粥の接待(先着200名様分)もあります。



東福寺

開催期間 8月2日(火)~4日(木)
開催場所 東福寺禅堂
坐禅開始 午前6:00~ 法話午前6:30~ 場所 ※開始10分前には集合。

8月2日 「禅の食文化と和菓子」 株式会社虎屋 文化事業課 浅田ひろみ氏
8月3日 「白隠禅画をよむー3」 花園大学国際禅学研究所元教授 芳澤 勝弘 氏
8月4日 「禅話」 東福寺原田融道管長

知恩院暁天講座

開催期間 7月27日~31日 午前6時ー7時
開催場所 法然上人御堂(集会堂)





相国寺暁天講座

開催期間 8月2日~3日
開催場所 相国寺大方丈
参加費 500円、参加人数 両日とも先着120名





これ以外の寺院でも暁天講座が行われています。
皆様も機会がございましたらいかがでしょうか。