昨日京都市考古資料館が記者会見した内容にビックリしました。
テレビや新聞でも取り上げられましたのでご存知の方もあると思います。
内容は、金閣寺境内から足利義満が建てたとされる七重塔「北山大塔」の遺物が初めて出土したというものです。
これまで北山大塔の存在は一 部の文献に記されているだけで、実際に遺物が見つかったのは今回が初めてで、「北山大塔の存在を裏付けた価値は高い」そうです。
現存する最も高い木造建築物は、東寺の五重塔(55㍍)ですが、北山大塔は 高さ約110メートルもあった相国寺七重塔と並んで日本史上最も高い木造建築物とのことでした。
遺跡が見つかった場所は境内の北東角、寺院施設の改築にともない調査を行った結果、
15世紀初 頭の溝跡から最大幅37㌢、最大高25㌢など数点の青銅製の破片が出土し、
形から塔の先端の相輪の一部「宝輪」と判明しました。
復元すると直径約2・4㍍、 表面には金メッキが施されていたことも確認されたそうです。
報道写真をお借りしました。
発掘された遺跡
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/07/3ce7e8e40696049b08c563c57a6d9b63.jpg)
そしてCGによる再現図だそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/84/d861f1ab3db7e73d17f565c777c5eb81.jpg)
金閣寺は京都を代表する観光スポットで、いつも観光客でいっぱいです。
最大の見所はなんといっても光輝く金閣ですが、建設当初には七重塔もあったというのですから驚きです。
私は何度か金閣寺を訪れていますが、一番のお気に入りは雪の金閣寺です。
2015年のお正月に京都に積雪があり、撮影に向かった写真です。
雪景色の舎利殿の美しいこと、絶景でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/3e/62635f5f4b51f27ca2f414f2346f12fe.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/50/5c90743103def6ab3af869fb14342196.jpg)