京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

またまた猿顔のモンキーオーキッド開花

2016-10-06 16:20:42 | 花めぐり2016

猿顔のモンキーオーキッドがまた植物園温室で開花しています。
今年8月初めにブログに投稿して二ヶ月足らずです。
めずらしい花ですのでまた撮影してきました。
自生地は南米エクアドルからコロンビアにまたがる高地で、冷涼な気候と高い湿度を好むそうです。





















アロストロ・サルバドレンシスも開花しています。
原産は南米で、長い間花を楽しめます。









希少な秋の草花ー2

2016-10-06 05:19:39 | 花めぐり2016

昨日に続き希少となった秋の和花を紹介します。
紫式部の『源氏物語』や清少納言の『枕草子』を読んで思うのですが、紙や着物や花の色彩の豊かにさ驚きます。
当時の宮廷生活は色彩豊かで、色への意識がかなり強かったようです。
季節の草花の色を実に美しく衣服に染め上げていました。
平安王朝の女性は衣服の一部を牛車の御簾の外に出し、身を見せずに自らの感性を伝えたそうです。
衣服は少し季節を先取りして身につけます。今日でも通用する考え方です。
今回も希少植物は赤字で表示します。

キセワタ
環境省の絶滅危惧II類(VU)
絶滅の危険が増大している種。 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅 危惧Ⅰ類」のカテゴリーに移行することが確実と考えられるもの。

花の周りを覆っている白い毛を綿に見立てて 名付けられました。




オオハンゲ(サトイモ科)
京都府絶滅危惧種 ( 京都府内において絶滅の危機が増大している種)
近年は稀にしか見られなくなかった種です。

山地開発や園芸採取などが減少の原因です。




ツメレンゲ
環境省準絶滅危惧種(NT)
存続基盤が脆弱な種。 現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」 として上位カテゴリーに移行する要素を有するもの。

多肉植物です。




ナンテンハギ
京都府準絶滅危惧種( 京都府内において存続基盤が脆弱な種)

葉の形がナンテンに花がハギに似ていることから名付けられています。




イヌハギ
環境省絶滅危惧種(VU)
絶滅の危険が増大している種。 現在の状態をもたらした圧迫要因が引き続き作用する場合、近い将来「絶滅 危惧Ⅰ類」のカテゴリーに移行することが確実と考えられるもの。
京都府絶滅寸前種
京都府内において絶滅の危機に瀕している種




ミヤギノハギ



スイラン(キク科)咲き始めです。
京都府絶滅危惧種( 京都府内において絶滅の危機が増大している種)
湿地に生える多年草、湿地開発や土地造成が減少の理由




メガルカヤ(イネ科)
京都府要注目種( 今後の動向を注目すべき種)

原野山地開発などで減少しています。




フジバカマ
環境省準絶滅危惧種 (NT)

秋の七草の一つで、日本各地の河原などに群生していたが今は数を減らしている。
園芸店で入手できるほとんどは本種でなく、同属他種または本種との雑種で す。
京都では原種のフジバカマを増やすとりくみを行っています。








ベンケイソウ




スズカケツリバナ




サワシロギク(再掲)
京都府要注目種





紫アキギリ




白花イワシャジン




クロホオズキ




シュウカイドウ




クロバナヒキオコシ
北海道および本州の近畿地方以北の日本海側に分布し、深山の林縁の草地に生育する。




キバナノツキヌキホトトギス(再掲)
環境省絶滅危惧ⅠB類(VU)





タヌキマメ(花なし)




白ミズヒキ、赤ミズヒキ
名の由来は、花の姿を紅白の水引にたとえたものです。








朱雀の庭の景色








一部色づいています。