京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

一日遅れの十三夜

2016-10-14 20:28:52 | 定年後生活

昨日は十三夜でしたが、あいにくの曇り空でお月見できませんでした。
今日は一日遅れですが、晴れてきれいなお月様です。
十三夜は十五夜に次いで美しい月だと言われています。
昔は十五夜、十三夜のどちらかしか観ないことを「片見月」「片月見」と呼び、縁起が悪いと言われていたようです。
十五夜はススキやお団子を供えますが、十三夜は栗や枝豆を供えます。
別名を「栗名月」「豆名月」ともいいます。

私の書斎からよく見えます。






京都百景ー宇治平等院

2016-10-14 17:00:46 | 京都百景


徳力富吉郎「版画京都百景」作品 「宇治平等院」昭和20年(1945)





作品解説文
宇治川に面して建てられている。藤原頼通の別荘を後になって寺にしたものである。
本堂を鳳凰堂というが、堂の屋根の上に二匹の青銅の鳳凰が向かい合っており、
風に従って舞う仕掛けとなっていたが、現在の模造品では動かない。
以前は川の堤防がなく、堂から宇治川の流れが眺められたらしい。
平安朝の代表的な建築で構想も美しく、本尊阿弥陀如来は佛師定朝の作、
境内には源頼政の自刃した扇カ芝も残っている。
宇治川の合戦の古戦場でもる。


私が撮影した宇治平等院
2014年改修が終わり美しくなりました。










経典に描かれる浄土の宮殿をイメージした優雅な建物です。
庭園は浄土式の借景庭園として史跡名勝に指定されています。
阿弥陀如来を撮影します。





屋根の上の左右の鳳凰です。










明治の平等院鳳凰堂の写真
建物の塗装が劣化し、池には水草が繁殖しています。







黄金のファラオと大ピラミッド展

2016-10-14 05:14:35 | 美術・博物館

京都文化博物館で「黄金のファラオと大ピラミッド展」が開催(10/1ー12/25)されています。
今春私は東京博物館の「黄金のアフガニスタン」を見て黄金の展示物に感激しました。
今回の展示会でも世界の三大黄金マスクの一つが出品されるというので楽しみに行ってきました。




今から4500年前のエジプト、クフ王以下3代のファラオたちの巨大ピラミッド群が建造されました。
ピラミッドは何のために、どうやって建てられたのか長い間の謎でした。
エジプトの国立カイロ博物館から、ファラ王とピラミッドの謎に関するエジプトの至宝が出品されています。
特に3大黄金マスクの一つ、「アメンエムオペト王の黄金のマスク」や「クフ王の銘が入った彫像」、
美しい「彩色木棺」などはとても見ごたえがありました。
会場内は撮影禁止です。

1章 ピラミッドの建設とその技術
どのようにして巨大なピラミッドを造ったのかその技術に迫ります。

主な展示作品
「ロイとマヤのピラミディオン」第18王朝末(前1336~1295年頃)
「木槌」末期王朝時代(前664~332年)



2章 ピラミッド時代のファラオたち
ジュセル王が第3王朝を開き、古王国時代が幕を開けます。
ジュセル王が階段ピラミッドを建設し、巨大ピラミッド時代が始まります。

主な展示作品
「クフ王銘入りライオンのスフィンクス像」第4王朝、クフ王の治世
「カフラー王像」第4王朝、カフラー王の治世




アメンエムハト三世像




3章 ピラミッド時代を支えた人々
エジプトの遺跡から発掘された出土品から当時人々の暮らしぶりを知ることが出来ます。
階級によって大きな開きがあり、貴族、知識階級、庶民がどのような生活をしていたのかがわかります。

主な展示作品
「カイとその子どもたちの像」第5王朝(前2494~2345年頃)
「パン造りとビール造り職人の模型」第12王朝(前1985~1773年頃)

4章 ピラミッド時代の女性たち
当時の女性たちは身分に応じておしゃれを楽しんでいました。
櫛や化粧品容器といった生活用品から色彩豊かな胸飾りや腕輪など装飾品の数々が展示されています。

主な展示作品
「クヌムト王女の襟飾り」第12王朝(前1911~1877年頃)
「アメンエムオペト2世銘入りスカラベ」第12王朝(前1870~1831年頃)

5章 黄金に輝く来世
古代エジプトの来世観を様々な墓や埋葬から迫っていきます。

主な展示作品
「アメンエムペルムウトの彩色木棺とミイラ・カバー」第21王朝(前1069~945年頃)






今回の最大の目玉≪アメンエムオペト王の黄金マスク≫ 第21王朝(前993~984年頃)












黄金のマスクは不思議な魅力があります。
数千年前も今も黄金は人々を引き付けるようです。