道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

150年を見直す

2020年12月26日 | 随想
目下の政治状況の混迷は、過去と無縁ではない。現在は、幾多の歴史的事実があざなわれた縄の先端である。過去と繋がりのない現在は無い。思想の連続性に考慮すると、昔を考えること抜きに、今を考えることはできない。明治維新は、周到な計画と準備のもとに実行された革命ではなく、薩長の下級武士たちと朝廷の下級公家たちが手を結んだ、理念なき権力の奪取劇だった。もし彼らに共通の願いがあったとすれば、それぞれが属す集団の . . . 本文を読む
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