どうしてこの国は、論理性に缺ける行動を、歴史に連綿と刻み続けるのだろう。誰の目にも国会の審議が必須であるとわかっていながら、権力者個人の恣意で国会を閉じている。それを許す政治風土は、凡そ民主主義とは異質のものである。この政治風土の由来するところは、論理を尊重しない「情実志向」と「事大主義」にある。事大主義の社会には自由な市民は存在せず、闊達な議論の場が拡がらない。1955年以来政治を担って来た自民 . . . 本文を読む
「経済を回す」という大義名分を声高に語られると、物分かりが良く大きな声に弱い我々日本国民は、そのようなものかと、手もなく長いものに巻かれてしまう。テレビのワイドショーでコメンテーターが「コロナも大事だが経済も回さなくては・・」と受け売りを語ると、善良で従順な大方の人たちはGoToに意義を感じてしまうようだ。GoToをしないと、経済が回らないように錯覚する。たしかに、コロナ禍の直撃を受けている旅行・ . . . 本文を読む
計画性は合理性に拠って成り立つものである。合理性の裏づけがない計画というものは役に立たないばかりか有害ですらある。無計画のほうがまだマシだろう。目下国内の人心を憂慮させているコロナ禍への一連の施策(計画と実行)には、この問題が潜在する。現在進行中の個別的問題には触れることを控え、具体的な事例として、昭和の戦争の時代における作戦計画について考える。軍隊の作戦計画というものは、兵士の生命がかかっている . . . 本文を読む
【ナズナ】ウィキペディアによると、アブラナ科ナズナ属の越年草。別名、ペンペングサ、シャミセングサ。田畑や荒れ地、道端など至るところに生え、春から夏にかけて白い花と三角形の果実をつける。春の七草の一つで、若葉は食用にもなる。ムギ栽培の伝来と共に日本に渡来した史前帰化植物と考えられている。 この草は冬でも枯れない。陽だまりで春を待つ。春の若芽はナズナと呼ばれ、七草のひとつである。栄えていた家 . . . 本文を読む