道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

仕舞家

2022年09月01日 | 人文考察
私は下町育ちなので、下町をぶらぶら歩くことが、自然の野山を歩くこと同様に楽しい。何か発見がある。生まれ育った街並みの、商店街や大路小路を巡り、今は無い建築物や建造物を頭の中で復元して歩くのは、懐かしい時代に束の間戻ることである。想い起こした時々の情景こそが故郷である。今日、どこの都市の下町を歩いても、仕舞家(しもたや/しもうたや:商売を営まない住家)が目立つ。代を累ねて商いをしている店は少なくなっ . . . 本文を読む
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