統一地方選挙たけなわ。
私は選挙カーから流れる候補者やウグイス嬢の声かけを聞く度に、苦々しさを覚えるようになってきた。拡声音がうるさいというのではない。
投票者の好感を得るためとは言え、あらん限りの誠実と善良を口調に籠めた声かけに、どうしても不自然さを感じてしまうのである。そうせざるを得ない事情はよくわかるが・・・
もうそろそろ、選挙カーによる選挙運動は、廃めにしたらどうだろう。コロナ禍で消えたドブ板・握手戦法同様、あまりにも日本的な特異な光景である。先進国では珍しいのではないか?アメリカやヨーロッパでの地方選挙でも、スピーカー搭載の選挙カーや連呼はあるのだろうか?
候補者の政見や政策・主張・批判の広報活動は、今日では新聞・テレビをはじめ、インターネットの活用など、ほぼ完全に選挙民に届けることができる。
自分の名前を連呼せざるを得ない候補者の切実な気持ちは理解できるが、連呼は候補者の矜持の乏しさを示すものでしかなく、選挙民の民度に対しする軽侮の念の顕れとも見える。正直聴いていてあまり好い気持ちがしない。
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