衆議院解散総選挙も終盤に入った。各党選対本部は当落予想に一喜一憂、テコ入れに応援を奔らせる。
候補者は最後の頑張りに、全力を投入している。候補者の政見を聴いていると、段々、それぞれの候補者の置かれた立ち場と切迫度が伝わってくる。
この騒ぎも、27日で終わる。
与党の当選回数がそこそこの議員は、当選したら公約などそっちのけ、新内閣での閣僚や党の役職しか、眼中に入らなくなるだろう。
前ブログで書いたが、老生は改革を叫ぶ候補者を信用していない。
政治課題としては、改革が最も難しい。その人が本当に改革に取り組む気があるなら、喧伝せず、深く静かに改革を実現するための政策を策定し、一つ一つ実現を図るしかない。
声高に選挙民に改革を訴える候補者は、選挙が終われば、誰がやっても失敗する可能性が高い改革など、けろりと忘れてしまうだろう。
改革よりもそれをを実現するための具体的な政策を有しているかどうかが大切だろう。倦まず弛まず、党の組織を挙げ、改革を実現するための政策を提案し実現に邁進する人に当選してもらいたい。
改革はひとりふたりの意志で実るはずもない。党全体、国会全体で推し進めるべきものである。改革が必要と考えるなら、改革を選挙民聴衆の前で叫ぶのでなく、先ずそれを実現する為のいくつかの具体的政策がなければならない。政策を挙げられなくて、法案を国会に上程出来なくて、何が改革かと思う。
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