
コロナ禍中は、佐鳴湖という絶好の散策地を訪れることが、年数回に激減した。排気量の大きいランニングの人たちとすれ違う度に、マスクを装着するのが煩わしく、怯えながらウォーキングするのは楽しくなかった。街中での買い物や飲食も、激減していた時期のことである。
公園を管理する側にも、危惧は同じだったはずで、ヨシの刈り取りを始め、芝地の保守や樹木の剪定も、思い通りにならなかったことだろう。クローバーとクズとヨシが、我もの顔で勢力を拡大していた。
かつて山の林道などで目の当たりにしたが、自然には、手入れを怠れば3年ほどで元に戻るほどの復原力が備わっている。
クレソンとマコモとマルバヤナギが生育していた清流の湧く場所に行ってみたら、ヨシが高く密生し、クレソンは消え、マコモは辛うじてひと株が気息奄々、マルバヤナギの葉も勢いがなかった。
ヨシを湖岸に植栽したことで、佐鳴湖の浄化が進んだことを欣んでいたが、湖に流入するいくつかの細流の中には、水質が悪化しているものもあるようだ。
帰化植物のキショウブがヨシの中で存在感を示していた。

実生のタチヤナギだろうか?かつて湖岸に太い幹の木が何本もあったが、公園整備の時にで伐採された。

ヨシの繁殖のおかげで、湖全体の水質は浄化の方向にあるらしく、湖岸の別の場所では、マコモが増えていることを確認できた。




マコモが増殖していることは嬉しい。
フタバアオイかどうかわからないが、誰か植栽しているのかも知れない。


花期の終わりでも、スイカズラの花は目を惹く。

マルバヤナギ(アカメヤナギ)は河畔林の主役、増えて欲しいと願っている。


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