朝の散歩コースでいつも会う人が連れている犬は、ソフトバンクモバイルのテレビCMに登場する白戸家の「お父さん」犬によく似ている。
似てはいるものの、贔屓目かもしれないがこちらのほうがテレビの犬より気品があるように見える。目でモノを言う賢い動物に、アテレコで人語を喋らせれば、品格を落とすのは避けられない。
CMの犬は北海道犬らしいがこの犬は紀州犬、どちらも、縄文時代に本土に居た狩猟犬の末裔というから、もとは近縁なのかもしれない。
この犬、飼主によると紀州犬の特徴そのまま、無駄吠えせず、あるじに忠実でありながらもよく人になつくらしい。ただし、見慣れない不審者に対しては、警戒して吠えかかるという。
たしかに、私と飼主が会話している間、じっとおとなしく待っていた。愛玩犬ではこういかない。知り合いのヨーキーは、飼主が私と話している間中落ち着かず、私の足にオシッコをしたりする。可愛がられていないと不満なのだろう。
17年間傍にいた愛犬(シェルティー)を亡くしてから、もう2度と犬は飼うまいと決めているが、この紀州犬のように好ましい犬に会うと、ちょっと気持が揺らぐ。
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