先日、かつてカリフォルニアのサンディエゴ大学を訪問した時の写真を整理していたら、上の図のような、素晴らしく立派な銅像に出会った。
アメリカで非常に高名で国民的童話作家とされるDr.スースと、彼が創作した人気のキャラクタ「The cat in the hat」 (下記が描かれた本の表紙)である。
キャラクタはアメリカで非常に有名で、フロリダのユニバーサルスタジオには、そのテーマエリアがあるとのこと。
少し調べてみると、非常に有名な童話や漫画作家。彼の作った絵本のキャラクタはユニークであるとともに、書かれている言葉が韻を踏んだきれいな言葉で、現在のマザーグースと呼ばれているとのこと。オバマの奥さんも、彼の本を子供に買い与えたようである。
その彼が、第2次世界大戦の頃はペンを武器に最前線に立った。下図は国民に対して国家への協力を呼び掛ける漫画で、片方がヒトラー、もう一方が日本人(東條さんか天皇か
どちらかな?)。 彼は日本人に対するアメリカのイメージを、眼鏡と出っ歯にパターン化した。
もっと極端なのが下記の図。米国内の日本人を、TNT火薬を持ったスパイとして描き、日本人の弾圧を扇動し、強制収容所への収監へのプロパガンダとなった。
彼は進んでそれを実行したとのことだが、こういった文化人の戦争協力について このややきな臭くなってきたこの時代を考えて、調べてみたいと思った。