モントリオール滞在時は、ダウンタウンから会議の開かれている所までを4日間、毎日歩いて通いました。その途中で見かけた彫刻やインスタレーションを紹介します。最短距離では20分くらいですが、いろいろ遠回りしたり道に迷ったりと、どこを通ったのかほとんどわかりません。
この街は北米のパリと呼ばれていますが、その名に恥じないクラシックな建物や彫刻が途中にあります。またこの街が北米であることを感じさせるもの、そしてとてもモダンなものやその他のものなども並んでいます。
それらをおおよそ区分して示します。
1.ここはパリ? クラシックな彫刻
私の宿泊したホテルは、世界の女王マリア教会という立派な名前の教会の近くでした。ローマのサンピエトロ教会を参考に小ぶりにしたそうです。高層ビル街の中に建てられています。まずは、そこにある聖者の像。
夜、この聖者がコンクリート(ビル)や鉄の箱(自動車)の中に潜んで、外へ出てこない人に声をかけています。
<夜の声>
輝きは
闇を深める
荒れ野より
辛い孤独に
寄り添ってあげる
輝きは
闇を深める
荒れ野より
辛い孤独に
寄り添ってあげる
歩いていて出くわした、同様な像。街になじんでいて、皆さん台座に腰掛け休憩しています。
その他にも、こんな彫刻がありました。前者は教会らしきものに中。後者は古い商館の前。
2.カナダらしさ
多分、先住民族にちなんだと思われる彫刻がありました。
これは多分、カナダの他民族国家を象徴するのではと思う彫刻。いろいろな人々が集まっています。
<カナダに集いし人>
多様性
それがカナダの
合言葉
この広い国
皆が必要
多様性
それがカナダの
合言葉
この広い国
皆が必要
カナダの場合、イギリスの影響が強くて、アフリカのボーア戦争に巻き込まれてしまいました。それを記念する像。馬というとアメリカの西部劇のイメージがあってこれを選んだのですが、モントリオールでは馬の入った像はこれ一つのみとのこと。
ケネディはその頃のカナダ首相とは仲が悪かったそうだが、カナダ国民の人気は高かったようで、ここにケネディの名前をとった道があり、胸像がありました。
3.モダンな彫刻等
まずは、ケネディ胸像の近くでマギル大学のちょうど前にある、パソコン漬けの若者。
おばさんの背中に、スティーブジョブをたたえる銘板が張られている。
<0と1>
一生懸命
やればやるほど
溺れゆく
たかがOと1
単純なのに
最近の量子コンピュータはそうじゃなくなってしまいましたが。
そしてこれは、きっと空手のポーズじゃないかな。
私が通った会議場所の近くにあった公園、そこでくつろぐ人を守るように銅像があった。
こういった銅像が配備されているためか、モントリオールはとても安全。
最後は、とても素敵ですごく大きなハイヒール。夜にはライトアップされる。
<誰の靴?>
怪獣よ
ここにおいでよ
そうすれば
この靴にあう
スーパーレディ登場
怪獣よ
ここにおいでよ
そうすれば
この靴にあう
スーパーレディ登場