てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

晩秋(11月)の昆虫たち

2020-12-12 14:28:47 | みんなの花図鑑
 今回は11月に撮影した昆虫たちの写真を特集します。

1.11月初旬
 最初の虫は今年最後に見たバッタ。
片方の脚をなくしたバッタが、ダルマギクの蕊にむさぼりついていました。 でもまだ頭のほうは輝いていて、脚の表面の模様も力強い。輝きを印象付けるのにモノクロにしてみました。もう秋は短いのに、まだ彼らは戦っているのかもしれません。

<今だ鎧の輝けり>



夏遠く
今だ鎧の
輝けり
安息に次ぐ
戦は何処


 そして蝶たち。まだ暖かくてコスモスの周りを飛んでいました。

 



 もっと小さな虫たち。ハマギクの花に集まっています。

<小さな虫たちのオアシス>



紅葉より
くっきり輝く
ハマギクは
小さな虫の
オアシスとなる



2 中旬
 朝夕の冷え込みが厳しくなりいい天気ながらも、冬が顔を出し始めました。
 黄色の花が、太陽の代わりに輝かねばと思ったか、鮮やかさを増したようです。するとそこに蜜や花粉だけでなく暖かさを求めてか、虫たちが集まっていました。道を歩いていて黄色の花を見かけると、そこには必ず虫がいるといった具合。アブやミツバチたちです。

 ツワブキにアブが飛んできました。

<お日様が二つ>



お日様が
二つあるから
飛んできた
これなら秋が
まだ続くかも


 セセリは、キバナコスモスに。



 セイタカアワダチソウはたくさんの花粉があるようで、大きなアブが入れ替わり立ち代わり。

<つかの間の幸せな時間>



秋過ぎても
私のために
花が待つ
短い時空を
日差しが飾る



 そして、黄色の菊にミツバチが・・・


  

3.下旬
 もう完全に早朝は冬の支配に入りました。近所の庭などには優しい色の菊科の花が咲いています。そしてサザンカ。街の中にはスポット的に暖かいところもあるようです。
 
 アブがいました。とても緩慢な動作です。

<小春日和は稼ぎ時>



さあ越冬
小春日和は
稼ぎ時
貯め込もう蜜
そして花粉も



 このいかつい顔は誰だろう。



そして、翅がボロボロになったタテハ蝶。まだ生きようとしています。越冬可能ですが頑張れるか。

<まだ生きる>



きっとまだ
面白いこと
あるはずだ
噂の雪の
華だって見たい

 

 そして サザンカに潜り込んで顔を見せてくれないミツバチ。



最後にキタキチョウ、かなり手を近づけてもじっとしています。かなり疲れているようです。ここは地下街からの通風孔近く。一生懸命飛び舞って、越冬可能な場所を見つけたとおもったのでしょう。

<優しい広間>



疲れ切った
翅をやすめる
わかるでしょ
時間の淀んだ
優しい広間



 
コメント (6)
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