てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

さっさと東京オリンピック開催計画をたてよ

2021-01-07 01:08:05 | 日記



<京大 西浦教授のコロナ患者予測>
説明は後述


 実は私は東京オリンピックについて、実施するならば下記の理由で、無観客だがドローンを含むたくさんのカメラを備えた情報映像オリンピックにしようということをさる人に提案した。ここではないが別のブログに2014年11月に書いている。

1.下記の課題があり、多数の観客を集めるのは安全性に不安。
 (1)大勢の人が集まった会場に対するサボタージュの恐れ。
 (2)SARSやエボラ等の病気の侵入の恐れ
2.安く作りまたその後の処理の負担を減らすため、競技場はグランドとかプールだけといった感じで簡素化させ観客席は作らない。ただし情報映像機器を並べる。
3.観客は自宅のテレビや3Dビュアーもしくは映画館で、選手のごく近くに寄った映像、自国の選手に特化した映像などを見る。チャンネル数を多くして切り替え自由。(情報映像技術やドローンの発展を促す。)
4.選手に対してはコースを大画面テレビで囲み、映像を見ている人を写すことで見られていることを意識させる。(2方向技術)

 従来のオリンピックを繰り返すのは、あまりにもくだらないとおもったのでこういった案を出してみた。土建屋さんにはあまり魅力はないが電子機器産業の復興や情報産業を刺激しよいとおもったのだが、当然却下された。
 でも最近開催のネットのコンサートは、上記のような雰囲気になっている。


 現在オリンピックはどうでもいいやと思っていたが、先日の首相の年頭記者会見で下記のことが頭にきたので、これを書くこととした。
・「緊急事態宣言を、これから会議を開いて検討」なんて一都三県の要請の1日後にいう言葉ではない。緊急ときたら、すぐなにか手を打つもの。だいたい「先手先手」と年末に言っているなら、そこでのケーススタディの中で対策は準備されているもの。それが一都三県が過去の要請を聞いていないからとの愚痴しかでてこないとは情けない。
・「夏の東京オリンピック・パラリンピックは、人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証として準備を進める」とあっさりと言った。何を準備しているのかと、誰も質問しない。


 もしオリンピックを準備・計画するのなら、それ自体が具体的なコロナ禍からの脱却計画なので、ぜひこれからのマイルストンを明らかにすべきだ。これに対しては甘い国内よりも、厳しい海外の眼がちゃんと評価してくれる。

 まずオリンピック開催には、コロナに対しては下記の条件が必要である。

①日本が、コロナ禍から脱却し安全であること。そして開催の準備が完了していること。

②来てもらうべき海外の国が、日本から見て安全な状態になっていること。もしくは来てもらう選手や関係者観客だけでも、安全な状態になっていること。


①について
 これは、日本のコロナ対策そのものである。
海外の選手は日本のホストタウンに1か月前くらいから来る。また日本国内でも、ボランティアを含めた競技要員が開催の暫く前から動きだす。
 動きだす前に、東京近郊やその地域のコロナ感染者をどの程度に抑えるかの目標を立てねばならない。

 その目標とは多分、オリンピック開催の3か月前に東京近辺の発生を100人以下/1日に抑え込むことではないか。(この数字は、国際的に安心が得られる数値を選ばねがならない。私の目途で仮設定 )

 そしてこの到達目標と途中の到達状況は、国内よりもむしろ世界に対して公開しなければ、世界の各国が日本に派遣しようと思わない。
 
 世界各国が日本に来るのを納得するのは、感染者の発生が彼らの感覚で非常に少なくなる状況(上記では100人/1日 アメリカやヨーロッパの1万人を超えたオーダーから見ると大したもの)が示された時である。しかしご存じのように現状では増加の一途である。

 先日京都大の西浦教授が、NHKで最初に提示の感染モデルを示した。その中で各線は以下を意味する。
 ・赤色:何もしない場合
 ・黄色:飲食店に限定した対策(今回に近い)
 ・青色;以前の緊急事態宣言の時の対策

 今回の飲食店規制では増加を抑制する程度の効果しかない。3か月程度で現在の東京の1000人発生を2桁に抑え込むには、前回と同様程度の対策が必要になる。

 もしかすると2月末から始めるというワクチンに期待を持っているかもしれない。でもアベノマスクや全国民配布の給付金のグダグダを見ると円滑な接種が期待できないし、現在のイギリスの状況を見てもワクチンを打ち出したからと言って、感染者がすぐ減るわけではない。

 しかしオリンピック実施をするためには、ぼんやりした対策ではなく、数値としての感染者の今後の低減予測を示さなければならない。各国は日本国の公式連絡だけではなく、インターネットを通じた個人の情報も利用するので、ごまかしようがない。
 だから政府は、国外も意識して頑張ってコロナ撲滅計画を立ててほしい。

 
②について
 現在人的な国際移動はほぼ途絶えている。日本としては多数の国家に参加してほしいと思っているだろう。
 しかし、ほとんどの国は今だにコロナ禍にある。日本だって代表選手決定に四苦八苦しているが、スポーツ大会どころか練習だってできない環境にある国が多いようである。
 日本とIOCはやるぞと言ったが、各国に準備状況を聞くべきである。それとともに、選手がどんな状態ならば受け入れ可能かを協議すべきだろう。

 例えばコロナ禍のない国の人とすると、これはほとんどない。
 アメリカやイギリスはコロナで沸騰しているが受け入れる理屈を作らないと放送のスポンサーが納得しない。またブラジルはコロナなんてインフルエンザと同じだと言っているが、それに対してどう話すのか。

 コロナ抗体を持っている人やワクチンを打った人のみを受け入れるというと、宗教的理由等でワクチンを打たないといった人を差別するのかということになる。
 またワクチンで、西洋のものと異なる中国やロシアのものは大丈夫かという議論も必要になる。
 
 それよりも、隣の韓国ですらワクチンはあまり確保されていない状況にあり、世界にはまだまだ足りない。またワクチンの管理方法も低温等のお金のかかるシステムになっている。
 日本としては、世界各国が参加する状況を作るのに、それぞれの国のワクチンをスポーツ関係だけでも財政的支援をするのかという状況になるとおもう。
 
 こちらも3月から4月までには目途を付けないと、参加国は日本だけで、オリンピックスタジアムで国体を開きましょうということになる。

 
 ともかく政府は、先手先手と言っているのだから、忖度のあまりない国際社会の眼に耐えうるように、オリンピックの実行計画を可視化させて頑張っていただきたい。

 今回、多分東京は緊急事態宣言となると思うが、それが早々に解除されて7月の東京オリンピック開催ということになるのなら、たとえその内容が国体プラスアルファのレベルであっても、日本は偉大な国とされるだろう。
 

コメント
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