てんちゃんのビックリ箱

~ 想いを沈め、それを掘り起こし、それを磨き、あらためて気づき驚く ブログってビックリ箱です ~ 

モノクロの春

2021-04-10 00:31:08 | みんなの花図鑑
 
 せっかくカラフルな春になったはずなのに・・ コロナおよび親族の御不幸など憂鬱なことが多く色褪せたということで、モノクロの写真の特集です。


1.コロナ禍の春
 いろいろ 世の中が変わりました。

(1)スイセン
 
<感じる?>



春風に
水仙揺れて
心揺れる
リモート会議は
風を感じず


 リモートの会議は、数人ならばいいけれどもそれより多くなると、連絡ならいいけれども皆の意識(空気)を感じるのがとても難しい。
 これは前回の追加という意味もあります。



(2)白スミレ

<心配の現れ?>



この春は
どうしちゃったの
心配で
白いスミレに
なりにけるかな


 心配だと、白髪ならぬ白スミレになりましたとさ。


(3) ハコベ

<隔離>



緑なす
ハコベ萌えても
籠の鳥
コロナ去る日を
ひたすら願う


 義父も病院にてコロナではないのに隔離状態でしたが、大阪の従兄も重病です。見舞いに行きたくても、第4波の恐れで向こうから断られています。彼は大学の頃、島崎藤村を読んでいました。


(4)桜

<喧噪のない夜桜に>



散り初めの
桜を夕陽
輝かせ
喧噪もなく
夜を迎える


 ご近所の桜並木、一応雪洞は付けましたが夜はただ通り過ぎるのみ。


2.それでも春は・・
 それでも春は確実にやってきています。
 

(1)メタセコイア

<樹々の輪郭>



輪郭を
描いてそこに
緑塗る
春の作法は
それまで通り


 裸だったメタセコイアが、ちょっぴり葉をつけだしました。もうどっしりとした緑の樹となる輪郭が見えています。


(2)カエデ

<形作られる未来>



君たちは
飛行機乗りの
卵だよ
ゆりかごの中
青空の夢


 カエデが花を着けています。秋にはプロペラの形の種を付け、飛んでいくでしょう。


(3)タンポポ

<祭りの始まり>



ここあそこ
黄金の花に
酔いしれて
花粉まみれで
いないいないばあっ


 たくさんのタンポポの花、そこにたくさんのミツバチが飛んできて、蜜や花粉集めと例年通りの春祭りを始めました。



コメント (6)
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