名城公園は名古屋城の北側。小さな球場を持つかなり大きな平坦な公園である。楓はほとんどないが、その他の多くの落葉樹があるので行ってみた。そしてなかなかいいと思った。
下図は公園のマップだが、全体に対する中の球場の大きさを比べると、全体がいかに大きいかわかると思う。
今回は球場の東側から入って、球場に沿ってまわり風車のところまで行って、それからフラワープラザを経由して、地図で左下の方に抜けた。
1.入場から風車まで
地下鉄「名城公園」から入場した名城公園の入口付近を以下に示す。なかなかいいじゃないと期待を持った。
歩いていくと、彫刻「晴天」。いろんな色に囲まれた子供たちがはしゃいでいる。
<樹々に心配かけるな>
僕たちは
はしゃぎすぎかな
樹々たちが
顔色変えて
慌てているよ
僕たちは
はしゃぎすぎかな
樹々たちが
顔色変えて
慌てているよ
2.風車付近
この公園のシンボルである風車を、違う方向から2枚。
本来風車というのは、風が通る所に建てるのだから、こんな樹々の中にあるはずがない。だからこそこういった色彩に囲まれているという意味があるというべきか。
<林の中の風車>
秋(とき)の風
ゆったり静かに
流れゆく
風車止まれども
季節がまわる
秋(とき)の風
ゆったり静かに
流れゆく
風車止まれども
季節がまわる
3.雑木林の中
風車を過ぎると広い雑木林がある。とても静かでザクザクと枯れ葉を踏む音がする。ずっと向こうのほうに小さな2人(すれ違う時老夫婦と確認)を見た時、昔のヨーロッパの旅をイメ―ジした。ずっと続く森をこんな感じで歩いていたのかもしれない。
<老夫婦の対話>
来年も
枯れ葉踏む音
聴きたいね
旅 行けずとも
この街はいい
来年も
枯れ葉踏む音
聴きたいね
旅 行けずとも
この街はいい
林には水路があり、その水路も枯れ葉が覆っていた。
その雑木林の中につわぶきの群生があった。日差しが射すと鮮やかに反射し虫たちを呼び寄せていた。
<つわぶきの群生>
この花の
根元掘りても
黄金なし
ただその上方に
砂金浮かべる
4.フラワープラザ
雑木林を抜けると、スタイリッシュなレディが振り向いて、フラワープラザに誘った。
その中では、豪華な菊の展示会。
5.出口へ (ここが本来の正門?)
地下鉄「市役所」駅に行くため公園を出た。その入り口に三英傑のタイル画があった。
下記は出る手前。林が切れて紅葉鮮やか。
出ると常緑樹の大木が連なっていて、その間から紅葉が見え道行く人を別世界へと呼んでいるようだった。
6.名古屋城近く
堀に沿って藤棚があり、イチョウ並木もあったので入ってみた。
下記は藤棚の様子。
そして、イチョウの落ち葉の絨毯。
<黄金の絨毯>
我が歩む
黄金の絨毯
周りには
輝きの中に
存在見えず
我が歩む
黄金の絨毯
周りには
輝きの中に
存在見えず
そこで遊ぶ母子
<母と子の対話>
カサカサの
葉っぱさんの次は
雪が降る
今度は白く
音がしないよ
カサカサの
葉っぱさんの次は
雪が降る
今度は白く
音がしないよ
その向こうに名古屋城天守閣が見えていた。
おわりに
故郷の紅葉はきれいだったが山間だった。ここのように平坦な広い空間で林を抜けた経験がなかったので、とても新鮮だった。いろいろ興味ある彫刻もたくさんあるので、それを撮りに来てもいい。
なお訪問日は11月19日。もう10日も前だから今は落葉も終わりに近づいていると思います。
大河を見るようになって歴史もっと勉強しておけばよかったと後悔しています。
トウに遅い話ですが・・。
覚える科目が苦手でした…関係ない事ですね。
今日は素敵な案内と素敵な言葉と写真に癒されながら拝見できました。
ここは、今の世間を忘れさせてくれますね。
ここは少しメインストリートを外れると、雑木林の写真のように、本当に人もまばらになります。そんな所にポツンとベンチがあったりして、本当に世間を忘れさせてくれます。名古屋のど真ん中なのですが・・・