寓居日記

毎日、何かが起きます。
どう思うか、
何を考えたか。
しっかりと自分を見つめて書いていきます。

花見

2002-05-26 22:19:00 | 日記
夫の友人に、皐月を育てるのが趣味の方がいます。
この方の花見と言うのは桜ではなく、皐月なのです。皐月の鉢を座敷の周りにずらーっと並べて、酒盛りをする。これが彼の言う花見なのです。
夫も、私もさつきには趣味はないので、その鉢を眺めて、キレイに作り上げるもんだと感嘆するくらいである。
そして、その彼から、皐月の一鉢を借りて自宅にお持ち帰りして、一週間ほど窓辺において鑑賞するのである。通りがかりの人は窓を覗き込んで、素晴らしいと言ってくれる。
私は、その夫の友人のことを自慢する。
水をやり、終わった花を摘み取って、また彼に返還するのである。
くれると彼は言ってくれるのであるが、我が家に来る花がかわいそうで、私たち夫婦は必ず、その鉢を返すことにしているのである。
ずぼらなので、肥料をやることも知らないし、水遣りも、整枝も知らないし、そういうわけで、
我が家に貰われる鉢がかわいそうなのだ。

本当に、素晴らしい姿、そして素晴らしい花なのである。
もしかして、商売にしても十分にやっていけるのではないかと思うのだが。
彼は畳屋さん。
コメント
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