書

最近、毎日筆を持っています。

最初、小筆で名前を練習していましたが、
なかなか上達しません。
でも、毎日練習していました。

弓を引くときは、雑念だらけ、邪念だらけで引いているのです。
でも筆を持っているときは、
ただただ一生懸命に、書いているだけです。

そのことが気持ちが良いので、書いています。

そういう私の様子を見ていた次男坊が、
書道雑誌のお手本を出してくれて、
筆も紙も買ってきてくれました。

毎日すこしづつ、指導してくれているのです。
彼は、小学校一年生から書道塾に通い、
大学時代は、休止でしたが就職してからまた再開しています。
高校時代などは、学校の書道部所属、帰宅後は小学校時代からの書道塾にかよって練習していました。
それなりに打ち込んできたのです。

彼が書いたものを見ると、長年書いている割にぱっとしない感じがしますが。

彼は先輩ですから、素直に指導に従っています。少しは格好が付いてきたような気もします。
1ヶ月同じ課題を一日5～6枚書いていれば、
そのうち何とかなるでしょう。

弓も、書道も、共通な部分があります。
集中力がとても大切です。
弓も、書も、すっごく正直です。
その時の気持ちの持ちようで、ずいぶんとよくもなり、悪くもなります。

おかげで、ますます忙しくなってしまいました。
夜、弓の練習を終えて帰宅するのが9時20分ころ、
お台所をかたづけて、お風呂入って、
それから筆を持つわけです。
でも、忙しくはあっても、楽しい時間です。

ぼんやりとテレビを見ているよりは、良いかなあ。