NOVA ERA

映画大好き、メタル・旅行・飛行機・相撲・世界遺産も好きな未熟な社会人の毎日を綴ります。

必死剣鳥刺し

2010-07-18 11:17:35 | 映画
昨晩は高校時代の友人2人と飲んでました。
共に会うのは4ヶ月以上ぶり。
2人とも忙しいから中々会えないのです。。
一次会は沖縄料理のお店で沖縄料理とお酒を堪能し、
二次会はお気に入りのバーでまったり色々なことを話し合いました。
高校を卒業して早10年
凄い年月が経っているわけですが、こうやって今でも仲良く会えるのは嬉しいことです

昨日は飲み会の前に映画「必死剣鳥刺し」(2010年、日本映画)を丸の内東映で観てきました。
焼き鳥屋みたいなタイトルとは裏腹に、かなり本格的な時代劇に仕上がっています。
原作は藤沢周平で、監督はあの名作「しゃべれどもしゃべれども」の平山秀幸、主演は豊川悦司と聞いて面白くないわけがありません。
予告編も渋い↓
「必死剣鳥刺し」予告編
豊悦演じる下級武士が、藩主の側室を藩主の目の前で殺害する衝撃の冒頭から始まるのですが、当然斬首かと思いきや一年の謹慎と減俸だけで済み、そこから数奇な運命を辿る様を描いています。
“必死剣鳥刺し”とは、隠し剣の一種で、豊悦演じる下級武士の秘技のこと。
藤沢文学特有の、下級武士(しかも剣の使い手)が権力に翻弄される様子を描きながらも、勧善懲悪物であってもここまで人間心理を盛り込めるのは凄いと思います。
映画終盤のシーンも思わず息を飲んで観てしまいました。
俳優陣も、豊悦を想う娘に池脇千鶴、悪役に扮した村上淳と関めぐみ、豊悦と決闘することになる吉川晃司、そして出ているだけで嬉しい小日向文世、独特な存在感を持つ岸辺一徳と、素晴らしいキャストが揃っていてこれまたどれもハマり役で素晴らしいのです。
評価は満点に近い《》にしておきます。
おススメの映画であります!

今日一番聴いた曲:Sunshine girl/MOUMOON