鏡の花
2016年11月24日 | 本
最近イオンの4階から3階へのエスカレーターに乗っていて急にガタガタと音がして
横に揺れたので故障かな?と思っていたら看板が揺れていたので地震だと気づいた。
もっと大きかったら従業員さんはお客をちゃんと誘導してくれるのかな?とちょっと
心配。今まで外にいての経験はなかったので怖かったなぁ~。
道路が突然落ち込んだり、高齢者の交通事故の多発、幼い子供の虐待と心の痛むことば
かりがあまりにも多すぎる。何処に居ても災難から逃れることはできないということ
ではないが、久しぶりに読書をする。
『鏡の花』 道尾秀介著
数々の受賞作品はすべてサスペンスでこの本も少し解りづらい。過去と現在が交差して
読者は理解するのに行ったり来たりと整理がつかない。
鏡を夜に出しっぱなしにしておいてはいけないと親から教えられたのを思いだした。
子供ながらなぜか不吉な匂いがするので今にいたるまで使ったら必ず化粧箱になおす
癖はついているし、何故か娘もそれを守っているという。
置きっぱなしの鏡を夜見ると鏡に呼ばれて彼岸の世界に足を踏み入れるというのだ。
本文では鏡にまつわるいろいろな事件がサスペンス風に書かれ、それは湖であったり
鏡職人であったり、またパラパラと落ちるギンナンの実にはアルカロイドという毒素が
あって幼児が食べると神経に作用して中毒症状が起きることや、それを鎮めるのには
ビタミンB6の注射が有効とあった。
それらがこの本から得たわけだが、もう一度読み直すことにしよう・・・・