千年後に届けたい現代短歌アンソロジー東直子、佐藤弓生、千葉聡編著
「五七五七七の音数律を持つ短歌は千三百年以上も前から現在まで受け継がれている詩形。教科書に載っている「万葉集」や「古今和歌集」はタイムカプセルなのだ。私たちはそれを掘り返し開けてみることで千年以上も前の昔の人の思いを知り、その人に心を寄せることができるのです。」あとがきより抜粋。
戦後から2015年までの間に歌集を刊行した歌人を対象としている。有名な人から知らない人までの100人余の歌。1000年後には誰がその名を残しているのだろうか?口語短歌の親しみやすさの奥に作者の意図が詠まれていることを考えねばならない。