夕庵にて

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ときどき写真と短歌を

『天狗』  京極夏彦著  新潮文庫

2020年09月18日 | 
『天狗』 今昔百鬼拾遺

                    

眠れぬ夜はぞくぞくするような小説がいい。今日は妖しい題名に魅かれて読んでみた。ミステリーなので登場人物が大勢だと、うとうとしながら読んでいては頭に入らない。特にミステリーは自分でも謎解きになってしまうので、前半はとばしとばし、(これは得意)最後には迫力のある説得力になーるほどとなる。

女性記者と二人の友達が山で遺体となった女性の死に失踪と死の連鎖に挑む。天狗、自らの傲慢を省みぬ者。憤怒と哀切が交錯する。



9月に入ると風の温度がたしかに違って感じる。どこかへ出かけたいと思うが体にスイッチが入らない。向日葵もこれでおしまい。




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