モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

マシュマロウ(marsh mallow)の花

2008-07-03 08:45:38 | その他のハーブ

(写真)上質な花。マシュマロウ


朝起きてみたら、やわらかい真っ白な色の
マシュマロウの花が薄明かりの朝陽の中で咲いていた。
こういった発見がワクワクさせるので植物栽培をやめられなくなる。

白は光を反射させるが、マシュマロウの花びらはこれを乱反射させているので
やわらかく感じるのだろう。
花びらの中心には、紫色の雄しべなどがあり、白と紫との“上質”な彩を創りだしている。

しかし、この上質な色合いは、目立たない。
きっと、“上質(Good Quality)”ということが目立たない時代になってしまったのだろう。

(写真)マシュマロウの葉と花


マシュマロウ(marsh mallow)
・アオイ科ビロードアオイ属の耐寒性がある多年草 、戸外で越冬できる。
・学名は、Althaea officinalis L.(アルタイア オフィシナリス)。
・英名は、marshmallow、white-mallow。和名は、ウスベニタチアオイ、ビロードアオイ。
・原産地 ヨーロッパ・中央アジアの塩分のある沼地に自生する。
・草丈 1~1.2mで直立する。葉はカシワのような大柄な葉で優しい黄緑色。茎・葉には柔らかいビロードのような繊毛がある。ここからビロードアオイとも呼ばれる。
・新芽が伸びてきたら摘心を春に行い丈を調整する。
・開花期は、7~8月で、白い花が多数咲く。
・marsh(湿地)に育つmallow(アオイ科の植物の総称)ということで、夏場は水切れに要注意。
・冬場は、根元10cmぐらいで切り戻しておく。
・殖やし方は、早春に植え替えとともに株分けをする。
・利用範囲が広く、ハーブティ、サラダ、根はゆでてバター炒めで食することが出来る。捨てるところがない優等生。
・古代ギリシャ時代は、咳止めなどの薬として使用された。

名前の由来
Althaea
ギリシャ語で、病気が治る、回復する、治療するcureを意味する"althaia"が由来。
Officinale、officinalis(オフィシナリス)は、ラテン語で『薬用のmedicinal、薬効の』を意味する。


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