(写真) ヒペリカム・アンドロサエマムの花
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散歩コースである清水公園の半日陰の林の中に入っていくと、その入り口近くにこの花が咲いていた。
一瞬、この美しさに息をのんでしまった。
美しさは共通して感じるものとは思わないが、自然の造形美の素晴らしさに感嘆した。
薄暗い林の中で宙にうかぶ黄金の花はまるで、その環境と一体になり“幽玄”の世界を感じさせる。
しかしこの花は、ヨーロッパ原産であり、日本人の美意識と異なる感性で見ているのではないかと思ったが、学名を調べてみて納得した。
属名が“幻”の花を意味していて、現実離れした美を表したのだろう。1753年につけられたこの属名はいま感じる美意識と似ていると思った。
(写真)雌しべが果実を形成し始めた花
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日本では、花よりは花と同時につける果実のほうが珍重されるようで、生け花などでは果実のほうが利用されるという。
確かに、花の中央に果実となる部分が形作られていて、黄金の光を発するオーラのもととなっているようだ。
開花期が長いので、花と果実が同時に見ることが出来、果実もなかなか良さそうだ。
ヒペリカム・アンドロサエマム(Hypericum androsaemum)
・オトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑低木
・学名は、Hypericum androsaemum.L.。属名のhypericumは、ギリシャ語のhyper(越える)とapparition(幻影)の複合語で、“幽霊”、“幻”を意味する。種小名のandrosaemumは、ラテン語で血を意味する。
・英名は Tutsan(小坊主)。和名はコボウズオトギリ(小坊主弟切)。
・原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジア。
・樹高60-80cmで楕円形の葉が対生し、林・森の半日陰に育つ。
・梅雨時から初夏に黄色い花をつけ同時に萼をつけたままでかわいい果実をつける。秋には赤から黒っぽく熟す。
・切り花、鉢物が出回る。生け花では、花よりも果実のほうを利用する。
・挿し木で殖やす。
(写真) ヒペリカム・アンドロサエマムの果実
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散歩コースである清水公園の半日陰の林の中に入っていくと、その入り口近くにこの花が咲いていた。
一瞬、この美しさに息をのんでしまった。
美しさは共通して感じるものとは思わないが、自然の造形美の素晴らしさに感嘆した。
薄暗い林の中で宙にうかぶ黄金の花はまるで、その環境と一体になり“幽玄”の世界を感じさせる。
しかしこの花は、ヨーロッパ原産であり、日本人の美意識と異なる感性で見ているのではないかと思ったが、学名を調べてみて納得した。
属名が“幻”の花を意味していて、現実離れした美を表したのだろう。1753年につけられたこの属名はいま感じる美意識と似ていると思った。
(写真)雌しべが果実を形成し始めた花
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日本では、花よりは花と同時につける果実のほうが珍重されるようで、生け花などでは果実のほうが利用されるという。
確かに、花の中央に果実となる部分が形作られていて、黄金の光を発するオーラのもととなっているようだ。
開花期が長いので、花と果実が同時に見ることが出来、果実もなかなか良さそうだ。
ヒペリカム・アンドロサエマム(Hypericum androsaemum)
・オトギリソウ科オトギリソウ属の半常緑低木
・学名は、Hypericum androsaemum.L.。属名のhypericumは、ギリシャ語のhyper(越える)とapparition(幻影)の複合語で、“幽霊”、“幻”を意味する。種小名のandrosaemumは、ラテン語で血を意味する。
・英名は Tutsan(小坊主)。和名はコボウズオトギリ(小坊主弟切)。
・原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西アジア。
・樹高60-80cmで楕円形の葉が対生し、林・森の半日陰に育つ。
・梅雨時から初夏に黄色い花をつけ同時に萼をつけたままでかわいい果実をつける。秋には赤から黒っぽく熟す。
・切り花、鉢物が出回る。生け花では、花よりも果実のほうを利用する。
・挿し木で殖やす。
(写真) ヒペリカム・アンドロサエマムの果実
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