モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

サルビア・スプレンデンス‘サングリア’の花

2009-08-04 08:46:54 | セージ&サルビア
(写真) サルビア・スプレンデンス‘サングリア’の花


「サルビア・スプレンデンス」には、流通で“サルビア”として販売されている一年草の燃えるような緋色の花色をした植物が代表的だが、パープル色の「サルビア・スプレンデンス‘ヘレンディロン’」など花色が豊富だ。
「サルビア・スプレンデンス」に関してはここを参照のこと。

「サルビア・サングリア」とも称されているこの花は、1855年に英国で創業され、いまでは世界的な育種会社に成長した『Thompson & Morgan(T&M)』が作出した園芸品種のようだ。

朱色の花とこの花を包むクリーム色をした顎(がく)とのバイカラーが珍しく、上品で落ち着いた印象を作り出している。

草丈は15-20㎝程度で決して高くないが、柔らかい黄緑の葉と大き目の花とがマッチしていて、花壇の縁取りに使うと結構様になりそうだ。
咲き終わった花穂を切りもどしておくと、次々と新しい花穂が伸びてきて長期間楽しめる。

なお日本のタキイからまったく似たような花姿の「サルビア・スプレンデンス・トーチライト(Salvia splendens ‘Torchlight’)」という花のタネが販売されている。

(写真) サルビア・スプレンデンス‘サングリア’の立ち姿
        

サルビア・スプレンデンス‘サングリア’(Salvia Splendens 'Sangria')
・シソ科アキギリ属の耐寒性がない多年草だが、越冬が難しいため1年草として扱う。
・学名は、Salvia Splendens 'Sangria'
・Salvia Splendensの園芸品種。タネは『Thompson & Morgan(T&M)』から販売されている。
・原種S.スプレンデンスの原産地はブラジルで、2000-3000mの高地で気温が温暖なところ。
・草丈20cm程度。
・開花期は6~10月で朱色の花とクリームホワイトの顎とのツートンが美しい。花が散っても顎だけが残りこれだけでも様になる。
・花が咲き終わったら切り戻しておくと秋に2度目の花が咲く。


育種会社『Thompson & Morgan(T&M)』
『T&M』は「サルビア・パテンス‘ケンブリッジ・ブルー’」も作出したようであり、会社の由来はここで多少説明している。

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