モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

総選挙の視点③: 後の祭り!

2009-08-23 12:00:52 | ニッポンの政治
鳩山チルドレンは、小泉チルドレンに学べ!!
世は総選挙でにぎわっているが、選挙カーが通ったその庭先には「サルスベリ」の花が満開になっている。
熟達した木登りの名人である猿も滑り落ちるほどのすべすべした木肌で、木登りの素人である人間はもっと簡単に滑り落ちてしまう。

こんな 滑り落ちる ことが今回のテーマである。

郵政選挙では大量のアマチュア政治家いわゆる小泉チルドレンが誕生した。
当時を振り返ってみると武部幹事長が行儀作法から教えたことが思い出される。

しかしといったら悪いが小泉チルドレンは、今度の総選挙でどれだけ生き残れるのだろう。
8月30日に結論が出るが、壊滅に近いのだろう。

“何故?”ということを問いたいのは小泉チルドレン自身だろう。

察するに、自民党という船が座礁してしまうので乗組員は船とともに運命を共にすることになるが、こんなにもろく崩れるとは思ってもいなかっただろうし、こんなに早く来るとは思ってもいなかったのではないだろうか?

ということは、鳩山チルドレンにも同じことが起きるということが既に類推でき、政権交代後の次の選挙では滑り落ちてしまう可能性があるということだ。
手を打つ必要があるが、どう手を打つのだろうか?

意地悪くお手並みを拝見していきたいが、自民党の崩壊のように腐って滑り落ちて欲しくないし、鳩山チルドレンの水準が高くなればなるほどチャレンジャーの水準も高まるので、一緒になって考えてみたい。

その雛形は実は「共産党」にある。
好き嫌いはおいておくと、今最も戦略的にモノゴトを考えられるのは共産党だろう。特にテレビ討論などでも自民党・公明党のレベルの低さに対して共産党の政治家の戦略のわかりやすさと説得力を含めた人間力の高さが際立っている。

自民党には再生してもらいたいが崩壊から立ち直れない可能性もあり、次の政界は、民主党と共産党の二大政党になる可能性もありそうだ。

それほど近年力をつけてきているのは、この党の自己革新力と組織力にある。
この党は、企業献金を受けず、政党助成金ももらっていないので、国・企業に頼らず個人献金と事業でその政治活動費を捻出している。
かつては、ソ連から或いは中国から活動費が来た時代もあったようだが、今はこの怪しさがなくなったと思われる。

政治活動費を個人で集めた個人商店の集合体としての政党から早く脱皮し、組織としての政策立案、情報収集力を構築したのが共産党である。

自民党がひどすぎるので、共産党の近代的な仕組みを学ぶことは決して損ではないと思われる。民主党も自民党に近い世代と意識を持った政治家がいるので他山の石(自民党の崩壊)から謙虚に学んで欲しい。

学ばないと次は民主党におきる。そして、その犠牲は小泉チルドレン同様に鳩山チルドレンにおきる。
これは予言でもなく必然と思うがどうだろう?

コメント (3)