まずは、先週の中秋の名月。満月を見るたびに、なんだか誇らしいような、ちょっと良いものを得たような気分になる。
月の出から間もない赤い満月を見れた時は「よし!」と小さくガッツポーズをしたくなるほどだけど、今回も見逃す。
先日は三保の東海大学海洋科学博物館へ行った。
富士山は雲に隠れて見えなかったけど、満月の景色も期待できそうな場所だった。
開館から50年が経ち、完全予約制の無料開放になっていた。
子供の頃にとても感動した聖地巡礼のような気分で、ちょっと緊張しながら入館した。
フエヤッコダイ・・とても近くて、大きくきれいに見えた。
狭い最初の展示スペース「きらきら☆ラグーン」だけで、1日過ごせそうな気分になった。
ニセフウライチョウチョウウオ・・どうでもいいけど自分は、黄色・白・黒の組み合わせに惹かれる気がする。
アカネハナゴイ・・最初は全部メスで、集団内で一番デカイ奴だけがオスになる。
ブレてるけど・・オレンジも捨てがたいか。。
テッポウエビ・・ハゼとの共生の展示。穴の中で、とても薄暗かったけど何とか撮れた。。
チビイトマキヒトデ・・・こんなにも小さなヒトデを海で見つけることはできないと思う。
体半分の腕が短いのは、真ん中から2つに分裂して成長しているところか・・?
カエルアンコウ・・頭上のエスカを盛んに動かしていた。わりとよく見る魚だけど、「おっ・・」と思う程、大きかった。
トラフシャコ・・シャコだとは思えない程大きかった。体長40cmを超える世界最大のシャコらしい・・
オニヒトデ・・棘には強い毒があるので触ってはイケナイ奴。。
マガキガイ・・「長く伸びた口でコケなどを食べる」と紹介されていた。水槽のお掃除屋さんか?
キイロサンゴハゼ・・いつも、写真を撮ろうとすると逃げられる。今回は隠れていたつもりの所だったか??
マンジュウイシモチ・・いつも水中で止まっているように感じる。不思議な模様と形だ。。
ゾウリエビ・・草履のような形が名前の由来らしい。。
キンセンイシモチ・・オスが口の中で保育するマウスブルーダー。
イカン・・このままでは最初の部屋の紹介だけで終わってしまう。。
カンパチ3匹・・その昔の釣り番組で、カンパチが釣れると「カンパ・カンパ・カンパ!!」と連呼する出演者がいたのを思い出す。
自分の写真ではまるで伝わらないけど・・ここの水槽は、とても魚がきれいに見える。特にどこにでもいるような銀色の魚体の美しさには見惚れる。
全国の水族館で働く人たちの最大派閥が、ここ東海大学海洋学部だとも聞く。
多くの水族館がここに似ることや、過剰なまでに国内に水族館ができたのも、ここの綺麗な魚に魅了された方が多かったからではないのだろうか・・?
この日は、知床のシャチ研究で有名な大泉宏教授をはじめとした4名の講演に、バックヤードツアーと貸し切り状態での水族館内見学がセットになっていた。
講演の内容もとても良かった。
葛西水族園の園長もされた西前館長も来館されており、短い挨拶があった。
正しい水産学の志を感じる方から発せられる言葉には、年齢を超えて引き込まれる強い引力のようなものを感じた。
シロワニ・・開館当時、国内一だった大型水槽の中をゆっくりと泳いでいた。
大きなサメだけど、2日に1回、サバとイカを食べるだけで、2005年の搬入時は1.5mだったと紹介されていた。
ラブカ・・実に見やすい標本だった。
リョウグウノツカイ・・・標本もとてもキレイだ。
駿河湾の深海魚コーナー
チョウチンアンコウ・・
ムネエソの発光模型・・
クマノミへの力の入れ方もすごかった。
クラウンアネモネフィッシュ・・ファイティングニモのモデル。
カクレクマノミ・・日本で普通に見られるこの種が、ニモにとても良く似ていたことが映画が流行った一因だったとか・・?
ボケボケですが・・何故か集結してきた。
魚はまだまだ紹介しきれていませんが・・これくらいにしておきます。。
太平洋側の海岸は風光明媚だった・・
バスで清水駅へ・・
清水駅からは富士山が見えた。
何でも2026年4月には、国内4番目規模の大型水族館が清水駅近くにオープン予定で、すでに運営事業者も決定済みらしい。
計画はころころと変わり、地元、駿河湾の生き物を展示するとされていたのが、深海生物は飼育が難しい・・映像での低予算化を検討で、東海大学 海洋学部との連携も未定だとか。。
正直、自分のような水族館好きでも、新しい、大きな水族館は、もう、要らないよなぁ・・と思う。
必要なのは、危ないモノや汚いモノ等が共存する、正しい自然と触れ合える場ではないのかなぁ・・・
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。