先日の遠征の岩場の紹介です。
満潮時には水没すると思われる岩場表面・・・ボロボロで付着生物は殆ど見当たらない。
岩の表面を拡大・・
極一部の隙間にカメノテが張り付いている他は・・
波の影響を受けにくいフォルムの奴らがチラホラ程度。
ヒザラガイ
マツバガイ・・wikiによると、「10cmに達するまで20年以上の歳月を要する非常に長命な貝」
キクノハナガイ
チビホネテダニアの仲間か・・?
(カイメンの出水管か・・カンザシゴカイかオオヘビガイの水管かがよくわからない写真ですが・・)
更に・・このペンキをこぼしたようなのもカイメンの仲間か・・??
何故か、波の影響を大きく受けそうな、お寿司のような形のヒザラガイ・・・???
ミナミイワガニらしき脱皮殻が岩に引っかかっていた。
「海辺のエビ・ヤドカリ・カニハンドブック」によると、素早くて見つけ難くく、脱皮殻から生息が分かると紹介されていた。・・まさに、こうゆうことか。。
でも・・潮だまりにて、似たようなの(同定まで至っていない)を撮影。
すばしっこさと水の抵抗を受けにくいフォルムの代表か・・?
拡大・・後ろ足の吸水システムのトゲトゲが見える。
「節足動物の脚による吸水機構」針山 孝彦・堀口 弘子(表面科学 Vol. 31, No. 6,「ネオバイオミメティクス表面科学」)
「フナムシから着想を得たポンプレスレス微量液体輸送システムの開発」名工大 石井大佑ほか
水流のある所に見られる穴あき石か?・・・気が付いたのはこれだけ。全体の丸さから、剥がれて流されてきたのか?
穴の開き方といい、何だか気になる。。
波の影響が少なそうな岩陰に、イシダタミの群生。
ネタが多すぎて、まとめられておりませんが・・・本日はここまで。
「ご覧いただき、ありがとうございました。」
(ps.10/18ネット配信の「クジラやジュゴン 哺乳類の陸から海への逆戻り」も良かったですねぇ・・
「クジラの肋骨の研究をされているのは、世界中で藤原先生と研究室の学生の3人程だ」が特に印象に残りました)