もう1回やってみよう・・・

身近なことを勉強中です。

先週の土曜日に行った、普通の磯の観察・・その2 (ナマコ編)

2020-06-10 21:10:09 | 

本日は「ナマコ」の紹介です。

磯の観察会での四天皇(ヒトデ・ウニ・ナマコ・アメフラシ)の中で、おそらく一番不人気です。

が・・・個人的には一押しです。

写真のような・・岩と砂の間に、マナマコが1匹いました。

水面の反射で分かりにくいですが・・・

この真ん中の黒い「く」の字を逆向きにしたような姿勢の奴です。(←このブログを見に来て下さるような方には不要な説明だとは思いますが・・)

周りは手前がサンショウウニで、他はムラサキウニです。

 

ちなみに・・磯の観察会の四天皇(勝手に呼んでるだけです)の中での一番人気は、昨日紹介したイトマキヒトデです。

見た目も美しいお星さま形で、知らない人は殆どいない絶対的な知名度、英語系なら「スターフィッシュ」、中国語なら「海星(ハァィ シィン)」と言えば、ニコニコされます。

更に、子供の手のひらにくっ付く(生きが良ければですが・・)という大技から、カントリーマアムのような触り心地に、優しく背中をナデナデするとそこはお尻だよの「えっ?」という驚き満載な人気者なのです。

 

一方ナマコは・・・「海鼠」の漢字から、ネズミ年にあやかった告知が各水族館からされるのですが、反応は微妙です。

ちなみに中国語の「ハイシエン」は何を意味するのかさっぱり分かりませんが、英語の「シー キューカンバー」は、特徴をうまく表現している気がします。背中のぶつぶつはキュウリにそっくりです。

ナマコには、体を揉み揉みすると溶けるという大技がありますが・・・再生に時間が掛かることなどから、一般的には「やっちゃダメ」な行為で、動かない・ツマラナイ・気持ち悪いと避けられてしまうのです・・・

(↑この溶ける様子の動画が、葛西水族園のHPにあります。こちらの「ナマココレクション」です)

 

でも・・そこから、もう一歩踏み込んでみると、キュートなポイントが出てくるのです。

例えばこの背中の棘、「疣足」です。この疣足、見た目は「棘」ですが、触っても刺さらない(縮む)のです。

指でツンツンすると棘が無くなり、しばらく放置するとまた出てきます。

砂を食べてきれいにするとか、毒(ホロツリン)を持つ事から天敵がが少なく(人が最大?)、ご馳走の砂の上でどぉーんと寝ているだけで暮らしているとか・・・お尻の穴から海水を吸い込んで呼吸をしている等々、不思議な技?も満載です。

 

で・・・お尻の穴での呼吸の様子を観察しました。(笑)

殆ど閉じた状態から・・(黒い大きな穴の中に茶色っぽい膜のようなモノがあるのですが・・・)

少し開いて・・(その茶色っぽい膜のようなモノです・・)

大きく大きく・・・

海水を吸って・・・(茶色っぽい膜のようなモノが外に出てきた!!)

ハイ!

楽にして・・・

という感じです。

で・・今回の一番の目的が、このナマコの肛門にあると言われる、五放射相称の肛歯(こうし)が、マナマコで観察できるか?の確認でした。

(茶色っぽい膜のようなモノの観察でした)

そもそも、マナマコに肛歯があるかどうかも調べ切れていないのですが・・・

この写真の膜状のようなモノが5枚又は5本の歯なのか・・?

見て分かるモノなのか・・?(マイクロスコープですが。。)

 

それを見極めるために、波打ち寄せる岩の上で、タブレット画面と睨めっこでした。

 

結果は・・・よくわかりませんでした。。(汗)

でも・・・今回のような膜状のようなモノの大きな動きは始めて見ることができたもので、観察していた20分程の間にも、結構な量の砂を吹き出す、生きの良いナマコならではの姿を見られて充実したひと時でした(笑)

 

ナマコの参考ネタはこちらです。

葛西水族園HPから・・

子年に海鼠(ナマコ)を探してみよう!└─2020/01/03

海底に落ちたうどん?ナマコの不思議└─2014/02/21

たかがナマコ、されどナマコ──1/22

 

以上、本日もご覧いただきありがとうございました。


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