名古屋港を愛する皆様・・、随分とご無沙汰しておりますが、このブログ当初から観察を継続しているぽつんと干潟の近況報告です。
この日は、定期観察以来、最も干潟が露出し、今まで立ち入れなかったエリアへも(破壊活動にならないようにそぉっと・・)進出しました。
人影に驚いた小ボラが座礁?・・撮影後、自力で泳ぎ去りました。
(思えば・・この小ボラを稚鮎と勘違いしたことが、このブログのきっかけでした・・笑)
投棄されたナンバープレート(←さすが名古屋港!)を、持ち上げてみると・・
とても分かりにくいのですが・・真ん中やや下に黒っぽいのと茶色っぽい(2匹)、頭を隠したミミズハゼらしきのを発見。
魚体には触らずにナンバープレートを元に戻したけど・・・
(甲殻類と違い、干上がった干潟に隠れている魚を見つけてしまうと申し訳ない気になる・・)
続いて・・
アオサが随分と薄くなったこちらの小石を・・・
「・・・・」
アカン・・卵を守っているイダテンギンポの隠れ家だった。。
隠れ家の天井面(持ち上げた小石の裏側)にもびっしりと産卵されていた・・
そおっと・・小石を元に戻して、気休めですが・・海水を汲んでかけておいた。。
それにしても・・干上がってしまう場所に産卵して、尚且つ、その干上がった場所で卵を守り続けているなんて・・
話には聞いていたけど(←葛西臨海水族園の解説)・・こんな暗黒っぽい港湾の片隅で目の当たりにするとは・・
(なんとか・・無事に孵化してください・・どうもすいませんでした。。)
どうでもいい話ですが、「韋駄天」・・・というと、個人的にはこんなイメージです。
(上田瑠偉・・累積標高3000m以上25kmのトレイルを3時間35分・・さすがワールドチャンピオン。。)
名古屋港ぽつんと干潟に戻ります・・
先ほどのイダテンギンポの卵も鮮やかな色でしたが・・この時期から目立つ綺麗な色は、こちら・・イボニシの卵。
イソガニの手前にいるのが・・肉食性の巻貝イボニシです。
さて・・この干潟、ほぼ1年観察を続けているのですが、未だにわからない生き物だらけです。
わからないまま紹介するにも何日かかるんだ・・という感じなので、本日は1つだけ。。
この鍾乳石のように垂れ下がっているのは・・なんなんでしょうか?
なんとなくひも状のものが濡れて固まっているようにも感じます。
→ ヒドラ類のポリプ群体のようです。
「ヒドラ」著:山下桂司の、「海のヒドラ類を探してみよう・・」の中に酷似した写真がありました。
以上、本日もご覧いただき、ありがとうございました。