鳥羽水族館紹介の評価が良かったようなので・・・調子に乗って、「コストパフォーマンス世界一」と言われる「葛西水族園」についても、独断と偏見だけの紹介をさせて頂きます。
一押しは写真の「なんとか・・ノトセン ?」等の南極・北極コーナーです。
以前?は、血液にヘモグロビンが無い透明な血液のコオリウオ科がいたみたいで・・・行く度に(数回だけですが・・)、水槽にかじりついて見ているのですが、毎回、どれが透明な血の魚かわからず・・・写真だけ撮って帰ってきてます。(事前の再確認が足りないだけとも言います・・)
展示されているのは皆、ノトテニア科なんですよね・・
この地味な魚のどこが一押し? と言われそうですが・・・
普通にしか見えない魚の生態についても、図鑑に載っていない情報がHPで更改されている為、「なるほど・・・」「是非、生きている本物を見てみたい」という気持ちにさせられ、悶々とした日々を重ねた上で見に行くからです。
イモムシの教科書( 2019年4月26日 安田守氏 文一総合出版←すごくお勧めです!)に書かれている「・・様々な情報が重なって見えてくると、地味にしか見えないガが、特別な・・お姫様に・・見えてくる。」の気持ちと通ずるもののような気がします。
例えば、5.22の「"家"を背負ってくらすヤドカリの話」の記事を読むと、先日のぽつんと干潟で、陸を歩いていたホンヤドカリ(記事とは種類が違いますが・・)にも同様な事情があったのか?と、また干潟に行ってみたくなります。
「お嫁さんを運ぶホンヤドカリ」(2003年5月9日)では、それまで感じていたオスの身勝手なイメージ(メスを引きずり回す)が、メスに振り回されても頑張っているんだなぁ・・と応援したい気持ちになったのを覚えております。(*是非、リンク先の記事をご覧下さい)
南極・北極コーナーに戻ります。
始めてみた時は、「えっ、〇ーラカンス?」なんて思ってしまった・・・
ライギョダマシの標本もあります。
大変なんだ・・・系の紹介もナカナカです。
いきなりマニア系のネタから始めてしまったので、サクッと概況も・・・
国内有数の規模でありながら入場料は大人700円。TDLの江戸川対岸に位置し、数々の学術的な発表から、逃げたフンボルトペンギンが東京湾で暮らした後、職員に素手で捕獲されて戻るという話題まで、とにかく想像を絶する水族館です。
(東京までの旅費を入れたら、コストパフォーマンスがとても低くなってしまうことと、何かのついでにサクッと見られるような軽い施設ではないという問題もありますが・・・)
クロマグロ・・(私が載せる必要もありませんが・・)
ミナミハコフグ・・(この手は、ハリセンボン同様に外せません。)
ウミガラス・・だったよな?? ( 空を飛ぶ鳥の水中が、ペンギンのように見られるのです!!)
最後に大規模リニューアル情報を・・・
(個人的には、古くて狭いから260億かかるけど2026年に向けてやっちゃおう的な計画に感じますが・・・)
冷静に考えると、水族館は非常に難しい施設であり、「おおっっっ」とか「すげぇー」なんて歓声が上がるような方向を目指すならバーチャルでいいだろう・・になりかねず、社会の矛盾の縮図のような気がしますが・・・
生き物を見られる施設は本物がいることに意味があると思います。先の南極生物等を東京で飼育展示するような非日常を支える人たちの声が生かされた改築になることと、「ちょっと行ってみない?」と気軽に言えるような施設になる事を願うばかりです。
更に、無責任な余談ですが・・・
同敷地内に作ったオリンピックのカヌー競技施設の急流に魚を入れたり、大学や研究機関等を誘致して研究や会議室スペースを作ってもらったら? とも思います。(東京海洋大学を移転させて、品川の土地を運用すれば・・等々(笑))
以上、本日もご覧いただきありがとうございました。