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大阪のダブル選挙は、橋下陣営の圧勝に終わった。
戦前予想では五分五分とも言われていたけど
蓋を開けてみれば、完全勝利。
平松陣営は接戦にも持ち込めなかった。
市長選に限って言えば、全ての区で勝利している。
これを完全勝利と言わないで、何を言うって感じだね。
正直強権的な部分も多いので、反発も多いかと思ったけど
それよりも大阪を変えて欲しいという希望の方が多かったってことだね。
何より大阪は長らく府と市が対立を繰り返しており
大阪府民も市民もうんざりしていたっていうのが本音だろうね。
平松陣営としてはその市民感情を読み間違えた。
選挙戦でも終始、橋下候補を非難するような演説に固執してしまった。
橋下候補にアレルギーを持っている層に訴えようとしたんだろうけど
まあ戦略としては、完全に失敗したと言える。
それでも50万票を得たのだから、アレルギーは確かにあったんだけどね。
大阪を一つにしようとした橋下候補への共感が、より強まる結果になった。
橋下徹って人は、過激なことを言って敵も多いんだけど
この人の凄いところは、身内に敵を作っても府民を敵にしなかったこと。
つまり府民からすれば、自分たちのために闘ってくれてる印象が強い。
対立してるのが、議会とか府教委とか、国とか府職員とかだからね。
徹底して大阪のため、府民のためを強調していた。
それが今回の得票にストレートに現れたと言って良い。
これで大阪は橋下氏の思惑通り、対立構造が解消し
名実共に橋下政権下に集約された。
橋下氏は自分でどう思ってるか知らないけど
今回の結果は橋下氏の政治力を何倍も強力なものにした。
それは大阪に於いてというより、日本の政治にとってという意味が大きい。
何たって日本で東京に次ぐ地域を掌握したのだから。
これで橋下氏は大阪のみならず、関西の盟主になったと言っても過言じゃない。
周辺各県がどう反発しようと、関西=大阪なのは否定できない。
大きいのは国政が無視できなくなってしまったことだね。
近年これだけ大きな権力と影響力を掌握したリーダーはいない。
挙げるとするなら東京都の石原知事をおいて、他には浮かばない。
その二人が盟友として手を組んでいるのだから
これほど強力なタッグは、今の日本に存在していない。
日本政府が小さく見えてしまうほどの影響力がある。
一つ懸念されるのは、権限の大きさが身の丈に合っているかということ。
実力に見合った政治をすれば、歴史に残る名君となるだろうけど
一歩間違えれば、愚か者の烙印を押されかねない。
大きな権力を掌握したからこそ、謙虚になるのが大事だね。
鍵となるのは彼の周りにいるスタッフや友人たち。
暴走しそうになったときに、間違ってると言える人間がいるかどうか。
そして橋下氏がその声に耳を傾けるかどうか。
利休を殺してしまった秀吉にならないことが、彼にとっての課題だね。
国政の場でも、今日は大阪の話題で持ちきりのはず。
これから橋下氏の発言力が、国政にまで及ぶのは間違いないし
何と言っても『大阪都構想』という懸念事項がある。
つい最近まで絵空事だったのが、飛躍的に実現性を帯びてしまったのだ。
そこまで漕ぎ着けただけでも、橋下徹って人の執念を感じる。
もし大阪都が実現すれば、日本の国のあり方が変わるかも知れない。
地方制度改革が一気に進むような予感はある。
その象徴として君臨するのは、誰でもない橋下徹である。
もしかすると、何年か後に彼は総理と呼ばれているかも知れない。
彼が望むならそれが手に入りそうな勲章を、大阪統一で一つ得た。
大阪都が実現すれば、もう一つ得ることになる。
それをきっかけに地方の改革が加速すれば、それは国が変わるきっかけになる。
そうやって彼がドラゴンボールを手にしていけば
行き着く先がこの国のトップ=総理であるのは明白だ。
震災、円高と混乱した日本に未だ現れない救世主。
それが彼であるかどうかは全く未知だけど、一番目立ってるのは間違いない。
出来うるならば、手にした権力に溺れず、発した言葉に酔わず
独裁者として君臨することに、喜びを見出さない事を願っている。
そしてもっと願うのは、無能なくせに狡さだけは知っている
国政の妖怪達の道具にならないことだね。
何にしろ彼が今日本の話題を独り占めしているのは、間違いない。
状況を読み間違えて無職になった、芸人知事の二の舞にならないように。

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