政治と国民
国民の参加と選択の必至
選挙は、お祭りではない。己の命の懸け橋だ。
デフレ脱却へのバラード、
明日、16日、解散。いよいよ、選挙に入る。政治は、お祭りではない。選挙はお祭りではない。野田も腹を決めたのだろう。
今が潮時と。民主政権は、国民の絶対的支持で政権について以来、国民の審判を初めて受ける。来年に滑り込むと、政治政策の終焉を迎えるほど、国民と国家は疲弊し、日本丸にあらゆる場所で水漏れが修復不可能になるほど、打撃を蒙るからだ。既成政党をはじめ、11の党があり、国民の選択は、各党の政策マニフェストを一ヶ月以内で精査研鑚の緊迫した日本だ。
民主党の政権誕生は、党のアドバルーンに国民は有頂天になり、素人サラリーマンバッジ族を多く生み出し、国益を損ねてきた。国民の血税で、すべて賄っているのに、政治生命だけでなく、国民に命を賭けて、死にものぐるいで働いた政治家を探すのに苦労する。
首相が鳩山、管、野田と移り、党のマニフェストの約束は、いくつ守られたのだろう。素人集団の政治の空白期間を与えるほど、国家にも国民にも土俵際で余裕はない。民主党は、選挙に惨敗し、自公とプラスアルファー連立内閣が誕生するだろう。そして、安倍が二度目のキャビネットの主人公になるだろう。
石原も橋下も元気があるが、政策論争が整わない。人気だけで、政治を司る時代は、過去のものであり、国民は賢くならなければ、元の木阿弥である。政治の失策、経済の沈下、国民の疲弊、は、どこに問題が潜んでいたのか、自分自身が検証しなければ理解できない。日銀の白川は、任期直前になって、デフレ脱却対策を言い出した。国民が、酸素不足でサイレンが鳴り始めて気が付いたのか。
過去歴史上、20年間にわたり、デフレ経済を継続した国家はない。その影響で、ソニー、パナソニック、シャープ、エピーダ、トヨタ、ホンダ、などなど基幹産業の経営を圧迫し、その他企業の動脈は血栓ができて、手術さえ難しくなってしまった。
日本が、顕著な再生ができる最大のチャンスがあった。起死回生のホームランである。それは、3.11で痛めつけられた時に、寸発、東北大震災に復興財源50億円を、空からパラシュウトすれば、日本全体に勢いがついたのだ。
今になって、先に繰り出した10億円を使い果たしたので、また11億円を追加すると退任人気取りで白川は話題にしているが、小学校の運動会よりも悪い。
金融緩和にはほど遠い。言語道断、無責任日銀政策だ。国民を冷蔵庫に入れて、冷やし続けた金融政策は、中小企業の連続破綻から大企業の破綻へ連鎖した取り返しのつかない経済不況時代を生じさせた。日本が不幸だったのは、白川を日銀のドンにした失策にある。
政治家は、経済政策に疎く、加えて、外交政策を蔑にした。外交は、完全な脳梗塞である。腱鞘炎で済んでいる人体を、脳に異変が起きるまで、治療をしなかった政治に、何を期待するや。不幸は国民すべてに関わる。国は、衰退、国民に痴呆が進み、老人だけが徘徊する現実的な悪夢は、ここで断ち切らねば未来はない。
真剣に政治を考えよう。来月16日は、ダブル選挙だ。月給取りのバッジ族ではなく、国民と対話のできる本物を選ぶチャンスだ。
国家護持は、あなたが主役である認識を強くしてください。政治家は、あなたの公僕に過ぎないのである。あなたの代理人である。
世直し運動始めようではないか。
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