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石川遼とUSツアー 57 再出発と未来 8 ファンと記者 1

2013-12-01 | 危うい日本のゴルフの世界

              英樹にはじまり英樹に終わった2013.

                遼のホストのカシオ、英樹優勝

         さくら、僅少で、女王の座を逃がす。森田賞金女王

 

英樹が、大学の先輩にあたる池田勇太に逆転された最終日、開き直って、再逆転をして、遼がホストを務めるカシオワールドを制した。

遼の成績は、なぜか、振るわず、平凡な4日間になったのは、何が、原因なのだろう。記者も首をひねるところである。

手首や、顔の痛みを抑えて、孤軍奮闘、最終日もアンダーを出して、優勝したのは、このコースとは、相性が良くないと吐露していた英樹だったから、専門家は、何と批評しているのであろうか。

遼は、USツアーの一人として、また、ホストとして、臨んだこの試合、スイッチは完全、ONになっていたと思うが、旅の疲れであったか、オーストラリア、メルボルンとかけ離れたコースであったから、体の不具合いか、精神的影響か、目的ラインには、はるかに遠い成績で、カシオも思わず、苦笑に甘んじた。ドライブで290ヤード平均の第一で賞金をもらっていたが、評論をしても仕方がない。遼には、アメリカツアー参戦のため、これから、苦難と真剣勝負の舞台が待っている。

USツアー選手として、世界代表で日の丸を3位に押し上げた実力は、カシオでは、観ることができなかった。しかし、遼と英樹が出場のカシオは、十分すぎるほどの成果をギャッリーの多さでテレビに見ることができて、さぞかし、満足であろう。今年は、遼の帰還も話題になったが、英樹にはじまり、英樹に終わったような気がする。まだ、日本シリーズが残っているが、賞金も新人プレヤーの2億円超えと賞金王は、初の豪華なプレゼンである。驚くには、当たらない。記者は、英樹になにが、起こっても不思議ではないと述べてきたからだ。

それは、全く、旬、スポーツマンの旬、という神が与えし、栄誉を汚すことはできないからだ。英樹もUSツアーの顔の選手だ。遼も、選手のなかでは、知られたツアーの顔の選手だ。主戦場が今年は、少し、違っただけで、」実力は均衡していると記者は考えているし、むしろ、技術は、遼の方が、一歩、先に言っていると思う。オーストラリアオープンでは、英雄視されるAdam Scott がタイトルを取りに来たマクロイと競っている。でも、Adamには、勝てまい。それは、旬を手中に入れなおしたAdamの本懐と意地があるからだ。マクロイも上記の遼と英樹のライバルになる、先頭を走っているつわものだ。Adamやタイガーは、もう一方、大陸を乗り越えて、マクロイ以下の若獅子たちが、追いつけるように、切磋琢磨しないと、置いていかれる雲ひとつ超えたいだいな選手なのだ。まずは、英樹がメジャーを目標とすれば、5年以内に、到達できるチャンスはある。遼は、5年後、でいい。27才からでいいのだ。あせる必要はない。優勝することと、上位に食い込むことは、別次元の話だ。メジャーから、優勝した経験を持つ選手は、希有である。数多くの優勝の中から、その目標の光が見えると言った方が無難だ。

女子の試合、リコーは、賞金女王争いに焦点が移っていたが、さくらと理香子は、最後の最後まで、もつれて、記者にも難しかった印象が残るゲームである。記者は、ゴルファンと違って、特定の選手だけに応援するのは、物書きの公平、平等の基本的精神に反する。早く言えば、OB,失格である。でも、記者とて、人間である。応援したくなる選手は、自分の胸の中で、暴れる。やきもきするのは、当然である。マスターズへ行っても、やはり、日本の選手が気になる。さくらは、どこか、不安気で心配そうな顔をするので、ギャラリーは、心配になってしまう。つい、つい、さくら、がんばれ、などと口ずさむ。宮崎は、大山志保の故郷である。どうしても、宮崎で、勝ちたいと神にも、祈ったことだろう。

記者が、志保を見たのは、志保の高校時代に、名古屋の南山で行われた日本女子アマ選手権であった。小柄な、眼がキョロキョロした丸ぽちゃのお人形さんのような選手も、そこにいた。数年間、女王として君臨した不動裕理であった。この時は、志保が、チャンピオンタイトルに輝いた。将来が約束された試合だ。その後、体も壊し、一時は、再起不能と思わせたが、不死鳥のように、よみがえった。朽ちてはいなかったのだ。宮崎の9アンダーは、アンソンジュやイ―ボミやテレサル―を呼び寄せなかった。圧巻の優勝で、宮崎のファンを興奮させたのである。その前の宮崎フェニックストーナメントの数倍のギャラリーを朝から集め、女子の世界のExcitingな試合は、いかに面白いか、を印象づけた。女子の加賀電子、新人戦は、取材に入るつもりだ。未来の大選手、見分けるためにだ。

一流選手に育て上げた親は、苦労したとも思えるが、なぜか、好きになれないのは、記者だけか。さくら、遼、その他、親父には、記者は関係ないから、無関心で接触する機会がないのだが、俺が、一流に育てた人間なんだと、意外と謙虚さがなく、傲慢で、記者たちは、俺のお陰で、食えているのだと、高飛車な脳が酸欠した輩がおおい。立派な親は隠れて、陰で見ている。池田勇太が、優勝できなかった原因は、前の日、3日目、最終18番ホールの第二打地点の出来事だ。カメラが孔明のスイングを邪魔したのか、ショットのあと、孔明が、このカメラ野郎!!と怒鳴っていた。一緒に、プレーしている勇太は、カメラは、ちゃんと見ていろ!00野郎!と爆声を発したのが、原因だと思う。こういう試合は、選手会長がこんな態度であるなら、報道は、しない方がいい。カメラもいかないほうがいい。品格に問題がある。そうすれば、スポンサーも下りる、高い金を出して、スポンサーになる必要がないのだ。お客がいるから、スポンサーが付いているのだ。勘違いするな。まだ、まだ、幼稚な日本のトーナメントである。報道がなかったら、スポンサーはいない。報道も命をかけているのだ。

この一件で、カシオのカメラや太陽電池時計を求めようと思ったが、買うのは、止めた。そう思ったのは、記者だけか。

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