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石川遼とUSツアー 72  進撃 8 修羅場と高揚 15

2014-02-11 | 危うい日本のゴルフの世界

 

        

Photo by Golfchannel & ESPN GDB

The winner, Jimmy Walker at Pebble beach links

 

先述64章で書いたように、またもや、快進撃をするかもしれないと言っていたJIMMY Walkerそうしてしまった。ぺブルビーチのAT&T National プロアマトーナメント、ノータブルな選手が集う中、最終日こそ、2オーバーにしたが、しっかりマネジメントを駆使して優勝、フライズとソニーオープンに勝って、これが三勝目である。Jimmyは、180試合以上も勝利がなかった選手だが、華が開いたか、今、もっとも、旬な選手になったと言える。苦労して、ゴルフ以外の道で生計を考えた選手とは、思えない。派手さのない、どこにでもいるような平凡な青年のようにも見えるし、落ち着いた真面目な人物像は、静かな殺し屋と名付けられるかもしれない。今ままでに、このような」地味な選手が、前半だけで、3勝した例は、知らない。64章のソニーオープンでは、まだ、近い間に勝ちそうだと書いたが、それが現実となって、記者も驚いている。

年間3勝ともなれば、USツアーの代表選手である。Jimmyの4月のマスターズの挑戦は、新たな歴史を刻んでいくだろう。コーチにブッチを迎え、コーチの叱咤激励がカンフル剤のようにすぐ特効薬となって、現実になるとは、読者の感想はいかばかりか、想像の域を超える。

遼と英樹は、このAT&Tは不出場であったから、ぺブルビーチのニュースはないが、日本を背負っている戦士2人が、次のノーザントラストオープンには、参戦する。難コースとも言えるリヴィエラである。日本人が経営する数少ない名だたるフィールドである。この試合で、遼は、かなりの実績を上げるであろう。遼には、普通のセッテインぐであれば、4X4=16の方程式のゴルフができるツアーの実力を持っている。パー5は、4で行ける能力が常にあるからだ。AT&Tは、ぺブルビーチの難しさと気候の悪さデ、選手はくるしんだが、Jimmyは14アンダーまでのばしていた。彼は、16アンダーを目標として踏ん張っていたのだ。難易度が高くなれば、16アンダーから、引き算になる。それは、プレヤーの調子とゴルフ環境による。勝利を目的とするには、4x4=16がどうしても、現在のツアーの基準としか、考えようがないほど、各プレヤーの実力が上昇している。タイガーやミケルソンにしかできない芸当が、参加する選手すべてに出てきた力は、無視できない。遼も英樹も、この事実と自分の目的を明確にして、マネジメントをしなければならない。明日は、なんとかなるでは、及ばない世界なのだ。遼も英樹も、善戦してきて、期待がもたれるのは、上位につける癖が身に着いたときに、勝ち方を知らない二人ではないから、勝利は見えてくる。遼は、まだ、優勝しなくても、上位につけるゴルフを研さんして、勉強すればいい。Jimmyのように、連勝ができる旬が必ず、来るから、落ち着いてプレーに集中せよ。英樹の先戦は、66,67,68,69と上位につけたのは、いいとして、日毎に、一打ずつ増えたのは、意気込みが強すぎたか、それとも、復帰戦の試練か、逆の方が、いい。69,68,67,66だ。つまり、タイガー方程式のゴルフは、明日へ繋がる大きな開運だ。

リヴィエラまで、あと2日、若武者らしく、堂々と戦に臨んでもらいたい。

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