US Open 2017 Erin Hills
エリンエルズ は、ウイスコンスンのエリンに2008年に造られたパブリックコースである。
Mike Davis, USGA の最高責任者である。USOPENの伝統を死守するスーパーレベルマンである。記者の最も信頼と信用するゴルフの旗手だ。マイクのおかげで、ゴルフの権威が順守されるのは、言うまでもない。
モダンゴルフの真髄をいく。2015年は、物議を醸しだしたチェンバーズベイは、参加するもの、観るものすべてのゴルファーに度肝を抜いたUSGA のセッテイングで、モダンゴルフの先端を行ったコースであった。2016年は、オークモントに戻り、開場の昔にできるだけ戻して、ゴルフ回帰、ノスタルジアの幻影とまで言わしめた。2015年は、ダスチンジョンソンとスピースが接戦を演じ、ジョンソン、優勝かと思えた18番で失策、スピースが冠をものにした。
翌年、2016年のオークモントは、ジョンソンのリベンジの結果となって、大いに溜飲を下げた一戦でもあった。
今年は、チェンバーズベイの上を行く、設定は、選手をすくませるには、十分なゴルフ場だ。まず、フェアーウエイを逃がすと、一打は、間違えなく、損をするラフが激しい。サンドウエッジでも、並の選手では、脱出が困難であろう。9番は、139ヤード、パー3であっても、落としどころが狂うと、ダブルボギーは、簡単にたたくと思われる。18番は、ガードバンカーはなくても、グリーン周りが変化していて、これまた、気が休めない最終ホールだ。
記者は、ながい全米オープンの取材から、このエリンの優勝は、4アンダーパーとみている、選手で、アンダーでホールアウトするのは、3人までか?
日本から6選手が出る。予選を突破できるのは、英樹、一人か?残念ながら、ほかの選手が、よほど、ラッキーでないと、2日で、10オーバーから、16オーバーで、予選カットラインに届くか、どうか、これまた、心配の事柄だ。つまり、やって砕けろ、スタイルの小平にちょっとチャンスが来るかも、と考えるが、外国滞在不足が、大たたきさせる要因をも考えよう。
さて、世界一の王者を決める2017年の全米オープン、117回目を迎え、エリンは、選手の到来を待つのみである。