藍が、女子のブームを醸し出し、遼が男性ゴルフを盛り上げた事実は、現代ゴルフの語り草であろう。
藍ほど、誰からも愛され、好かれた選手を長い、記者生活の自分は、知らない.
しかし、引退発表が、これほど、大騒ぎになるとは、思わなかった。
スポーツの選手は、トップにいる時が華で、その生命は決して長く続かない。スケートの世界的アイドルの真央もいうかは、引退と心苦しく思っていたが、藍と同じように、記者すら涙をもらったなどは、まったく同じステージにいる。約、生涯賞金は10億円である。USツアーの9勝は、ロングヒッター有利の時節に、燦然と光る。記者は、オチョアの世界一位で、引退発表もショックを受けた一人である。アニカがヤニーツエンを後継者としたように、オチョアは藍を次の世代へのバトンタッチと考えたようだ。藍もリデア。コの出現でいいバトンタッチができたのではと思う。
東洋も、ジュタンガルンのような、男勝りに飛ばして、度肝を抜く選手が誕生した。ドライヴァーを封じて、アイアインで勝負する様は、記者には、とても信じられない。リデア。コ゚を脅かすタイの剛腕姫は、やがてトップの座を奪う違いない。それも、思っったほど、永くその座についていられるかどうか、これまた、神のみぞ知る方程式であろうか。
藍は、よく頑張った。どんな苦境にあろうとも、百万ドルの笑顔を忘れなかった。性格、素質、振舞い、体動、すべて女性ゴルファーの鏡であろう。ちょっと悪ければ、プーと膨れる甘ったれの女性ゴルファーとは、まったく違う模範的な女性である。やがて、女子ゴルフ界の組織の頂点に立つときが、あろう。それは、マナーやエチケットが陸続として誕生するプロの御玉杓子にすこぶる参考になって、藍の花がもう一段、天井桟敷で輝くことになるのは、間違いない。孫娘のような藍が、身近に考えられるのは、それだけ、藍が人間として、優れているからだと思う。ありがとう!!! 藍。