6月12日、午前10時(現地時間)
トランプ大統領と金正恩北朝鮮労働委員長の歴史的会談が行なわれた。
プロセスの始まりと明言したトランプ氏とやっとここまでたどり着いたという金正恩委員長ともども、緊張し顔で会場に入った。
トランプ氏のこれほど、緊張した顔を見るのは、就任以来、初めての出来事でもある。それだけ、この会談が、よいよい未来構築ができるかどうかの瞬間だと決めているようだ。
アジア各国や特に日本は、安倍総理が拉致問題提起で北より返事を確実にしたい意志が、トランプ大統領にねじ込んでおり、国民は固唾をのんで、拉致問題が解決するのを待っている。日本の国威にかかわる問題なのだ。
北の方針が確実に約束を守ることを裏付けに、決定し履行されるならば、北の共産主義でも隣の大国となった中国も同じ共産主義で市場経済解放でここまで発展している証拠があるので、大きな希望は現実味がある。
いずれにしても、経済の動向が、北を変える第一歩となるのは、間違いない。北が、生き残れるかどうか、はすべて金正恩氏の決断にかかっている。日本は、腰を据えて、じっくりアジアをにらんだ 政治が求められる。日本にも、大事な米朝会談だ。北朝鮮もこれが最後のチャンスと心得えよ。
日本時事新聞社 主幹 古賀剛大