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肉食の系譜
京都市青少年科学センター

主にタルボサウルスに会うため、京都市青少年科学センターに行ってきた。
昔、「ソビエトの恐竜展」でタルボサウルスが来日した際に、ソ連科学アカデミーの厚意で3体のレプリカが作られた。上野の科博、東海大学自然史博物館、京都市青少年科学センターである。科博、その血を引く神流町恐竜センター、東海大学のタルボは既に見たので、今回でロシア系タルボの最後の1体に会えたわけである。神流町恐竜センターのタルボンが最新型の復元姿勢であるのに対して、京都市青少年科学センターでは昔ながらの45度立ちでしっぽを垂らしている。現在ではむしろ貴重ともいえ、これはこれで趣きがある、としよう。

アロサウルスの頭骨は国内唯一の実物とある。他にはプロトケラトプスの全身骨格やカンプトサウルスの頭骨などがある。イクチオサウルスもいた。

ここのティラノサウルス動刻は、しゃべります。それにしても、動刻の前にはひっきりなしに小さい子供たちが来て、ボタンを押しまくっていくが、全身骨格をちゃんと見る子はほとんどいない。また、ボタンを押すとロボットが動く仕組みであるが、さんざんボタンを押して動かした後、最後にボタンを押して結果も見ずに走り去る子が多い。ボタンを押すこと自体が目的で、それで満足するということだろう。
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2010新宿ミネラルフェア

今回はGeorgeさんの所では何も買いませんでした。トルボサウルスの歯、35万とかですし。珍しいものとしてタンザニアのテンダグルのケラトサウルスの歯というのがありました。これは以前ケラトサウルスの記事でも書いたように、Madsen and WellesがCeratosaurus sp.とした条線のある歯です。分離した歯なので他の部分が出ないとわからないわけですが、この条線は一応ケラトサウルスの特徴としています。アフリカにはカルカロドントサウルス類やアベリサウルス類の他にも未知の大型獣脚類がいたでしょうが、いまのところCeratosaurus sp.とされているということでしょう。
以前Stone Ageといっていたイタリアの業者のブースが、Zoicなんとかと名前が変わっていました。コンプソグナトゥスなどと共に、スキピオニクスのレプリカがありました(54000円)。写真はアイギアロサウルスと書いてあるが、イタリア人に訊いたところ、実はこれはテティサウルスという新しい属で、店の奥にある大きい(ワニくらい)ものがアイギアロサウルスでした。いずれもモササウロイドです。

フランスのLa Memoir de la Terreという業者のお店にあったヒエノドン頭骨。上野の「大哺乳類展」にもいました。なかなかいい顔で、これの縮小モデルでもあったら欲しいのですが。肉歯類のように完全に絶滅したグループの方がロマンがあるような気もする。

上の大型展示は、今年もいまひとつインパクトが感じられない。怪しげな中国ものがいろいろあった方がいいのかもしれない。そういえば魚竜などもいなかったような。
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