先週のドイツGPは、レッドブルの2戦連続ワンツー。今回はウェーバーが初優勝を遂げ、マシンとチームの底上げを印象付けた結果だ。
ランキング首位のバトンと2位のベッテルのポイント差は21点。ただ、この2レースで11点も差が詰まっている。通常であれば逆転不可能なほど広がっていたポイント差は、意外にも早いペースで縮まりそうだ。このままブラウンGPが中団に埋もれる展開が続くようだと、チャンピオンシップがもつれる可能性も感じられる。
レース以外の話題では、富士スピードウェイ(FSW)の日本GPからの撤退の発表があった。1970年代のときと同じく2年間で開催が途絶えることになる。ニュースを聞いた時の感想は「問題があったにせよ、あきらめが早いなあ。」であった。FSWとトヨタにしても悔しい決断だったはずだが、続けていけば歴史が創られ評価も得られただろうに。