t-isoamiの不定期通信日記 -3RD SEASON-

OCN版ブログからの転送でご来訪の方、ありがとうございます。
お探しの記事が見つけづらい状態で、申し訳ありません。。。

2020年のふりかえり (3) -横串を通す機能を意識せよ-

2020-12-30 00:30:10 | 日記
 コロナ禍によって外回り仕事を減らせたことで捻出できた時間で、テンプレートの作成や基準・標準・手順の整備をすることができました。また、リモート対応が増えたことで、対応環境(ハード面=通信、音声、映像など)の作りこみとリモート会議の参画も少しはスマートにできるようになりました。
 以下、具体的な事例を4つほど。

1) 社内マニュアルの発行とWeb説明会の開催 (4月)
 文書の発行のための最後の関門が、関係者の同意の取り付けでした。対面での説明会は断念してWeb説明会形式で行い、結果的にこれがもっとも効率が良いやり方になりました。目論んでいたスケジュールで発行にこぎつけられました。

2) Excelでヒストグラムを描出するワークシートを作成(5~7月)
 Excelの計算式と条件付き書式を組み合わせてテンプレートを作成しました。標準偏差σや工程能力指数Cpkは良否の判定で終わってしまうので、その先へと議論を深めるためにヒストグラムでデータを提出しました。説得力のあるデータを示したことで、改善の方向性を共有することができる事例になりました。


3) ベトナム語の簡単な文書や表示物を作成(11~12月)
 製造現場には外国人の作業者もいまして、これまでは通訳者頼りの意思疎通になっていました。ベトナム語は、読む・聞く・話すのいずれもとっかかりが得られずにいましたが、あるときにGoogle翻訳を利用した文書作成なら誰でもできることに気づきました。表示物や文書をいくつか作成してみて、その作成方法の簡単な手順書もまとめて関係者にお渡ししました。


4) 微妙な案件のとりまとめで気が付いたこと(10月)
 宙ぶらりんの微妙な案件でのとりまとめのお鉢が回ってきました。聞き取りや断片的な情報をつなぎ合わせて作成した報告書を当事者とすり合わせて文言を調整しました。過不足なく事実を記述しつつ、この先の展開を見越した戦略的な内容に仕立てることができました。

 私の個人的な手応えなのですが、これらには共通点があって、横串を通す機能が求められている、ということです。年末になってこのことに気づけたことが、もっとも大きな前進だと思います。
 また、同じようなことを若手技術者たちができるように、的確な調整と誘導の役目を果たしていきたいと感じています。
コメント    この記事についてブログを書く
« 茜屋すしぎん 平出店さん | トップ | 2020年のふりかえり (4)終 -... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。