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小さな栗の木の下で

保護犬のミニチュア・ダックスを引き取り、
小型犬との暮らしは初めて!という生活の中で、感じたことを徒然に…。

かよこ、3晩目に帰還

2016-07-23 | 犬&猫との暮らし
かよこが20日の朝に家出してから、毎日雨続きだったので、
外でかよこ以外の猫にも出会うことはなかった。

例外もいるでしょうが、猫は水に濡れることが嫌いで、
雨の日に好んで歩き回っている猫はあまりいない。

事故になど遭わずに、
どこかに潜んでいてくれることを願いながら、
脱走から2日経ち、3日目の雨の上がった夕方も
帰ってくる気配なし。

すると、その3晩目が明けようという午前3時頃、
ちゃんとベランダから帰ってきたという。
ああ、よかった。
かよこのからだは埃っぽかったけれど、それほど汚れていなかったらしい。
やはり濡れるのがイヤで、どこかで雨宿りしていたのでしょう。

妹が「うちの親並みの歳(両親は80代)なのに…、腐ってもネコ(笑)」
とメールを寄こしたので、爆笑でした。

そう、親並みの歳なのに、うちに預かっているときも、
茶箪笥に飛び乗って、置物然としているかと思えば、


「押入れの中を探索したい」と伸び上って騒ぎ、


とても、年寄り猫とは思えない快活さ。
それでも、無事に帰ってきてくれてよかった。

うちも妹宅も、かよこ脱走防止のセキュリティ強化が必要ね。
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ひんやり猫鍋買ってもらったのに

2016-07-21 | 犬&猫との暮らし
アルミ素材の猫用クールグッズがはやっているらしい。
少し深い鍋型で、形は上から見るとニャンコ(クマとも言える)の顔。

妹のうちのニャンコ「かよこ」も、この猫鍋を買ってもらい、
そのひんやり感と収まりのよさにご満悦の様子。


そんなステキなグッズを買ってもらったのに、
かよこは昨日の朝、隙をついて自宅ベランダの窓から脱走。

そう告げられた私は日中、またかよこの名を呼びながら、
マンション周りを歩いてみたのだけど遭遇できず、
結局、昨晩は帰ってこなかったのだそうだ。

今日は凌ぎやすい気温だけれど、朝から雨模様。
おばあちゃん猫はどこで雨宿りしているのやら。

少し前、うちから脱走して、味をしめたのかな。
しのつく雨、年寄り猫だから、とても心配。

かよこ~、かよちゃ~ん、早く戻っておいで~。
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カヤ、夏季の血液検査

2016-07-05 | 犬&猫との暮らし
シーズンごとに血液検査をすることになっているカヤ。
ぼちぼち夏季の検査をする時期なのだけど、
ここ数日は真夏日だったので、カヤを車で移動させるのは控えていた。
ところが、今日は昨日と打って変わって、
朝から冷涼な風が吹いているではありませんか。
そこで「チャンス!」とばかりに通院したのでした。

カヤは早くも少し夏バテしたのか、ちょっぴり元気がなくて、
また、昨日若干ウンチが緩かったので何となく不安だった。
案の定というか、何んというか、
まあ、たった0コンマいくつのことなのだけど、
春の検査では2.4g/dlだったALB値が今日は2.2g/dl。

ぎりぎり正常値なのだから、気にしなくてもいいのに、
「下がっていくのは心配です。下がりきる前に手を打たなくては」
「念のため2~3週間後に血液検査をさせてください」
という先生の言葉に、内心「ひえ~」と怯える自分がいた。

でも、きっと、きっと大丈夫!
排泄ブツはいたって良好に戻っていたし、
ステロイドなどを投与する前にできることはあるもの。


こんな無防備な寝姿でいられる幸せを守ってあげなくてはネ。


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かよこの脱走劇

2016-07-03 | 犬&猫との暮らし
2016年も、早くも半分が過ぎてしまった。
下半期に突入した7月1日、夜9時くらいから
妹ファミリーの老猫かよこを預かった。

ここのところ暑くなってきたので、窓を開けておくことが多い。
かよこ預かり時は気を付けないと、かよこは網戸を開けて出て行ってしまう。
そこで、簡単に開かないように工夫していた。
テラスに通じるガラス戸は、ちゃんと工夫したのに……。

ところが、仕事部屋の窓を8センチくらい
開けたままにしていたことを忘れていたのです。

1日目の夜中、かよこはいつもの夜遊びにご執心。
鳴いたりわめいたり、あちこちうろうろしたり、エサをせがんだり。
「ああ、かよこ、うるさいよ~」などと言いながら、
こちらも覚醒とうとうとを繰り返して迎えた朝、
6時ごろ、家の中のどこにもかよこがいないことに気が付いた。

仕事部屋に行ったら、なんと網戸が開いていた。


椅子伝いに、出窓に置いてある複合機の上に乗り、
力づくで網戸を開けて出て行ってしまったのだ。

それからというもの、仕事をしながら1時間置きに外に出て、
小さな声で名前を呼びながら、マンションの周りを探して歩いた。

「かよこーっ! かよこーっ!」
「誰がいなくなったんですかっ?!」
「あっ、いえ、ええーと、ね、猫です」
「はあ?」

と、いうことが、かつて一度あったので、
大声は出さずに「かよちゃ~ん、かよこ~」と控えめに呼びながら、
塀の下をのぞき込んだり、草木を分けて見入ったり、
たいへん怪しいおばさんになっておりました。

土曜日は30度を超す真夏日になるというから、心配した。
なにしろ15歳の年寄り猫だし、家猫だから、
ちゃんと戻ってこれるだろうか、とハラハラしながら周回を重ねた。

夕方6時を回った、何度目かの捜索のこと。
マンション敷地内の傾斜地の草地にかよこらしい猫の姿が…。
私がやや大きめなしーしー声で名前を呼ぶと気が付いて、
「ニャー!」とは聞こえなかったが、そのように口を開け、
一瞬こっちに来ようとした。けれど運悪く、
すぐ目の前の路地に車が入ってきて、人の気配がしたものだから、
かよこは草むらに引っこみ、再び私から見えない場所に姿を消した。

それでも近くにいることが分かってほっとした。
私はすぐに出先にいる妹に、かよこが近くにいる旨を報告し、
おなかがすいて戻ってくることを期待して待った。

が、しかし、暗くなっても、いっこうに帰還せず。
おかしいなあ、食いしん坊だから、
おなかをすかせて、帰ってくるはずなんだけどなあ。

もし4階の自分の家のベランダに戻ったとき、中に入れるように、と思って、
妹の家のベランダ側のガラス戸(網戸)を10センチ程、開けてきた。
1階のほうがアプローチしやすいと思うのだけど、
うちにかよこは戻らず、まんじりともせず夜が明けた。

早朝、うちの庭にもマンションの周辺に気配がないので、
妹のうちを見に行くことにした。
合鍵で玄関を入ると、リビング扉の擦りガラス越しに動くものが…。
期待通り、かよこは自宅に帰っていた!

しかし、4階のベランダに、どのように伝っていったのか。
「腐っても鯛」じゃなくて「年をとっても猫」。
ニャンパラリの身の軽さには脱帽である。

何食わぬ顔で「ニャーニャー」言いながら、
足にまとわりつくかよこ。かわいいんだけどねえ、
まったく、もうやめてね、年寄りの冷や水ですってば。


さすがに疲れたご様子。クーラーをかけた部屋で休養中
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カヤと暮らして丸3年

2016-06-21 | 犬&猫との暮らし
3年前の今日6月21日、
カヤは動物保護団体の人に連れられて、うちにやって来た。

昨年、カヤは蛋白漏出性腸炎を患って腹水が溜まり、
アルブミン値1.1g/dlという危機的状態に陥りながらも強運に恵まれ、
ステロイドも免疫抑制剤もやめることができた。
本当に運がいいワンコです。

11月に検査した際は、2.6g/dlだったのだけど、
今年4月の検査では2.4g/dl。
どうもそれ以上にはならない模様。
それでも正常範囲なので、よしとしましょう。

たま~に軟便になることがあって、ハラハラさせられるけど、
(記録に残すために、ハラハラしながら物撮りする)
そのつど自らの回復力で、カヤは通常のウンチに戻していく。
良い状態になったブツを見て、手を叩きながら私は叫ぶ。
「強いぞ、カヤ!」

目下の課題は、カヤ自身というより、
カヤのオシッコ臭がするようになった仕事部屋の床のリフォーム。

入居した時から絨毯敷きの部屋を仕事部屋にしたのだけど、
黒犬たちはあまり仕事部屋に入ってこなかったので、
犬の匂いが付くことをそれほど気にしていなかった。


カヤさん、おむつ、脱げてますけど。

カヤと暮らして丸3年、ここ1年は尿漏れが進行したカヤ。
絨毯にカヤのオシッコ滲みを見つけるたびに、
オレンジXやユーカリスプレイなどで、ゴシゴシ拭くのだけど、
知らない間に付くしね、オシッコ臭はなかなか手ごわいのです。

絨毯をはがして、板張りか、リノリウムの床にしたい、した~い!
ただ、本の移動を考えると気が遠くなる。
気力と体力がそろわないと、できそうにない。
仕事が立て込んでいると、気忙しくて、できそうにない。

ダメダメ、
「できそうにない」と思っていては、いつまでたってもできないわよ、
と自問自答が続く日々…、ううん、カヤ~、どうしよ~?
3年目の浮気、じゃなくて、3年目の決断の時は迫る。
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幻覚を見たかと…

2016-04-10 | 犬&猫との暮らし
先日、黒犬たちと毎日出かけていた河川敷に、桜を見に出かけた。
新河岸川にかかる橋を渡って、土手道を見ると、
な、な、なんと、トチがいるではないですか!


思わず目をゴシゴシしました。
どう見ても、トチだ。

そして、思い出しました、様々なシーンのトチの姿を。

 
一番左がトチ

今、目の前にいるのは「どう見てもトチだ」と思いながら、
じいっと観察していると、むむむ……、


そう、トチにはなかったモノがついてました。
それにしても、本当によく似ている。

この犬を連れていた飼い主さんに、この犬の年や名前を聞くと、
かつて、この河川敷でうちの黒犬たちとも遊んだことのある
「ダン君」であることが分かった。15歳になるという。
この白髪から見ても、それくらいかと思った。

そういえば、ダン君には「リン」というメスのきょうだい犬がいたはず。

初めて2頭と出会ったときは、冷や汗ものだった。
3頭を引いて土手道を散歩していたら、
ノーリードで走り回っている黒犬が2頭、勢いよくこっちに駆け寄ってきたからだ。
「うわ~、まいったたな」と思った。1頭でも気が合わずにケンカになり、
5頭が大乱闘なんてことになったら、大変だ。

幸い2頭はノー天気な感じで性格がよく、
だれともケンカにもならなかったからよかったけれど、
川沿いに住んでいるらしく、時々解き放たれるようだった。

その後、2頭をきちんとリードで引いていた飼い主さんに出会い、
その犬たちがまだ若いオス&メスのきょうだい犬で、
「ダン」と「リン」という名前であることが分かったのだった。

そのリンちゃんはというと、昨年亡くなったのだそうだ。
長患いもなく「あっという間に」ということだった。
そうか、リンちゃんは亡くなったのか……。

昨日はクリの命日。旅立って3年が経つ。
クリはリンちゃんと会ったかな。

 
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すっかり慣れて

2016-03-27 | 犬&猫との暮らし
妹ファミリーの飼い猫かよこが、また週末のお泊り。

かよこはもうすっかりカヤに慣れ、
カヤが近づいても「シャーッ!」っと威嚇することも、
逃げることもなく、堂々としたものだ。


ファンヒーターの前に陣取って、カヤのほうが遠慮しているみたい。

カヤは、何かほかの生き物がいると思っているようなのだけど、
深追いもしないし、どう思っているのかなあ
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肛門周辺の出来物の不思議

2016-02-04 | 犬&猫との暮らし
カヤ用のホメオパシーのレメディーがなくなったので、
カヤを連れて森井先生の病院へ。

先生に、出来物に作用するレメディーのおかげで、
カヤの鼠蹊部にあった出来物がなくなっただけでなく、
肛門の右側の出来物もぽぼ消滅したという話をして、
「ご覧のとおりです」なんて、勢い患部を見せると、
先生は「ああ、右側には作用したんですね」とおっしゃった。

何ですと? 右側には作用したですと?

なんでも肛門周辺の腫瘤、というか出来物の場合、
それがある場所によって、
つまり肛門の右側か左側か上部か下部か、によって、
処方する(調合する?)レメディーが異なるそうなのだ!

思わず「へえ~っ!」と声をあげてしまった。
もう、びっくりです。

「じゃあ、向こう4週間は、
左側の出来物に作用するように調合しておきますね」ですって!
先生も、カヤのそれを撮影していたけれど、
私も写真に収めておこうっと。

鼠蹊部の腫れ物や肛門右側の出来物も、
写真を撮って before → after を記録しておくべきだった。
だって、その違いは明らかだったんだもの、残念!


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カヤの出来物が消滅

2016-02-02 | 犬&猫との暮らし
昨年の秋頃だったろうか。カヤの左鼠蹊部付近に、
小さなイボのようなものを見つけた。
それは、急激に、ではないけれど、徐々に大きくなり、
私の小指の先くらいのサイズになった。

小さなピンク色の玉羊羹みたい!
爪楊枝で刺すと、皮がつるんと剥けて、
中の球状の肉の塊が飛び出してきそうなので、
ブラッシングの時には気を付けていた。

で、12月5日のトリミングの際に、トリマーさんにも
「ブラシやバリカンをかける時に気を付けてください」と
お願いしたのだった。

そして、その翌週の森井先生の診察日に、
カヤのイボの話をすると、
「じゃあ、そちらに作用するホメオパシー薬を
処方しておきましょう」とおっしゃった。

“出来物”に有効なホメオパシーのレメディーって、
どんなものなんだろう……、と思いつつ、
翌日からそれをカヤの空腹時に3滴飲ませ続けた。

それから10日も経たない日のこと、
外出から戻ると、リビングの床の血が着いていた。
慌ててカヤの全身を点検すると、肛門の右側にある
座りダコのような出来物から血が出ていた。
その出来物は、まさに“崩れ始めた”という感じ。
両側にあるのだけど、なぜか右側のぼこぼこだけ、
皮膚のてっぺんが「決壊」している。

受診しようか、どうしようかと思ったけれども、
出来物に有効なホメオパシー薬が作用してるのかもしれないので、
患部は止血・消毒して、しばらく経過観察することにした。

それから出血もなく、迎えた新年。
肛門脇の出来物の決壊は止まり、鼠蹊部の玉羊羹は
もはや増殖をやめて、干からび始めていた。
ホメオパシーの効果だろう、不思議だった。

そして1月に入ってから、森井先生に報告すると、
「当然」などと驕った言い方はなさらないけれど、
「好ましい治癒の経過をたどっていますね」とおっしゃって、
同様のレメディーとメディカルハーブを処方してもらった。

それを飲ませていたら、玉羊羹はもうすっかりしなびて、
子猫をた~くさん産んで育てた高齢猫のお乳のよう。
よく探さないとその所在も分からず、
なぜか右側だけだったけれど、肛門脇の出来物もほぼ姿を消したのだった。

昔ブナがやったような簡単なレーザー手術にしても、
局部麻酔が必要な切除手術には違いなく痛みを伴う。
今回は切除手術もせず、何の痛みも伴わずに、
カヤの出来物を取り去ってあげることができて、
驚きと喜びの悲鳴をあげたのだった。ヤッホー!

30年以上ホメオパシーの研鑽を積み、臨床の現場で活用し、
著書ではEBMの視点からホメオパシーの科学的アプローチを
きっちり記述している森井先生だからこそ、
的確に処方できるのだと思う。
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いるだけで可愛い

2016-01-25 | 犬&猫との暮らし
カヤはぐっすり眠っているときも、
なぜか、私がカヤのいる場所から離れると分かるらしい。


眠っているときは特に可愛い

私がそばを離れてしばらくすると、
コツン、コツンと時々どこかに軽くぶつかる音を立てながら、
ちゃあんと私がいる部屋にやってくる。
カヤの第3の目は、いったいどこについているのやら。


こころの目ってヤツですかね by カヤ

もうピヨちゃん人形の「ピヨピヨ」鳴る音も聞こえないのだけど、
相変わらずピヨちゃん人形は好きらしく、
くわえさせてやると、喜んで隠しにいく。

目が見えなくても、来客が分かる。
人が出入りする場所の位置は覚えていて、玄関のほうに行ったりする。
妹や姪っ子のことは覚えていて、彼女たちが来ると喜ぶし、
姪っ子がお泊りしたときは、甘えて一緒に眠る。


朝寝坊の姪っ子に腕枕してもらって二度寝に入ったカヤ

週末たびたび預かる老猫のかよこも、すっかりカヤに慣れた。
かよこが来ると、カヤは「何か別に生き物がいるみたい」と
思ってるみたいなのだが、自分ではどうしようもないので
空気のように過ごしている。

私がキッチンで料理をしていたら、
なぜか2匹が、叱られてしょぼんとしている感じで
並んで座っていたので「なんなのぉ? あなたたち、可愛いねえ」
と、思わずシャッターを押した。


いるだけで可愛い。
カヤには1日10回以上「カヤは可愛いねえ」と言ってしまう。
こころの耳ってヤツで聞いているかな。
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カヤのホメオパシー薬

2016-01-03 | 犬&猫との暮らし
昨年9月中旬から、カヤは統合医療医の森井先生にも
診てもらうようになり、免疫力をアップするために
先生が調合するホメオパシー薬を飲んでいる。

先生がしばらくは2週間に一度、
状態を診たいとおっしゃるので、そのスパンで通っていた。

診察室に呼ばれると、まず先生が、
診察台の上にいるカヤのおなかを、
包み込むように指で触れて、腸の状態を観察する。
カヤは緊張して、身を固くしているのが分かる。

いつもより長く車に乗せられてくるので、
カヤはそこがどこだか、すぐに分からないのだと思う。
だれが自分に触っているかも、すぐに分からないから、
カヤは固まっている。

ところが、森井先生がカヤの頭のほうに移動して、
カヤの額にご自分の額をくっつけるように顔を近づけて、
「どおれ、カヤちゃん、目を見せてね。僕が分かるよね」
と語りかけながら、カヤをなでると、
カヤの全身から、ふうっと力が抜けてゆき、
ぽわんとまん丸に弛緩するのが、よ~く分かる。

一瞬のうちに先生からの交信をキャッチして、
カヤは安心するようなのだ。
耳の聞こえないカヤは、先生の何に安心するのだろう?
毎度のことながら、私はいつもこの瞬間に驚かされ、
そして、とても和まされる。
動物とそういうやり取りをする森井先生は
まるでシャーマンみたい。

幸いなことに、いまカヤは寛解状態なので、
12月以降は、4週間後の通院でOKとなった。
ただホメオパシー薬は2週間で使い切ることになっているので、
レメディーと薬草の液のアンプルが処方され、作り方を教わった。


1日2回、空腹時に3滴、カヤの口の中に滴下しているのだけど、
昨年の今頃を思い出すにつけ、
これくらいで済んでいる状況が、本当にありがたい。
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クリ、最晩年の思い出

2015-11-27 | 犬&猫との暮らし
11月中旬、久しぶりに妹と飲む機会があって、
何かの拍子にスマホの中のアルバムを見せてもらうと、
なんと、私とクリが(妹ファミリーとともに)
最後に旅をしたときの写真がでてきた。


房総の砂浜に立たせてやると、
ヨロヨロとだったけれど、
うれしそうに歩き始めたクリ。
私は心配で、ついハーネスに手を伸ばした。

クリは、風になびいてしまいそうなほど
軽かったけれど、浜辺の砂の重さを足は覚えている。

ちょうど亡くなる1カ月前のことだ。
無性にクリに会いたくなった。
会いたくて、会いたくて、少し泣いた。
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また震えるように…

2015-11-27 | 犬&猫との暮らし
今年に入ってから病気になったカヤは、
何か月にもわたって、毎週車で通院していたため、
車に乗るのにもすっかり慣れて、
外に抱いて出ても、車に乗せても
ブルブル震えなくたっていたのに、
両耳とも聞こえなくなり、
通院が2週間に1度になって、
間が空くようになったら元に戻ってしまった。

「そばにいるよ」という私の声が届かないから、
余計に怖いのだ。

近くの酒井先生の病院に行くにも、
車の中で震え、病院に着いても震えている
足立区の統合医療の病院に行くにも、
走り出して20分くらいはずっと震えている。

車中、震えているカヤを見るのは切ない。
声をかけても聞こえないので、
何とかすぐに触ってあげられる場所にいさせよう、
そう思って、クレートを乗せる場所を変えた。

後部座席の足元にコンテナボックスを置いて、
進行方向を向いて寝そべることができるよう、
そして、私も運転席から手を伸ばせば、
カヤの体のどこかに触れるようにした。


まあ、それでも、走り出してしばらくは、
気の毒なくらいブルブル震えているのだ。

カヤには、
私のことを信じてよ、とお願いしている。
これまで、どこかに連れて行っても
必ず家に連れて帰っているじゃないの。
怖がらなくても、大丈夫だよ。
何度も何度も、そう念じているのだけどねえ。
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あれよあれよと日が過ぎて

2015-11-24 | 犬&猫との暮らし
拙著『子犬工場-いのちが商品にされる場所』が
発売される前後から、取材させていただいた
保護団体のイベントなどに毎週参加しており、
普段あまりなじみのないタイプの方たちに出会って
おろおろしたり、考えさせられたり、
普段あまり見かけない身なりの犬たちに出くわして
びっくりしたりしているうちに、
あっという間に時間が経ってしまった。


こんなふうに耳や足先をカラーリングされているワンたちや


こんなジャンプスープを身にまとったワンにも会った


よくしつけられている7きょうだい(親子?)がいたり


そうかと思えば、体重70kgのこんなに顔のデカいワンにも会いました

今月半ば、カヤは免疫抑制剤を断薬して
1か月目の血液検査を受けた。
ALB値は2.6g/dl、変わらず正常値内、
T.P(総蛋白)なんぞは6.2g/dlと、
ゆうゆう正常値範囲内というだけでなく、
初めて6.0を超えて最高値を記録した。

酒井先生はうれしそうに
「なぜかわかりませんが、このように
数値を回復・維持できる子がいます」とおっしゃった。

そう、何とは断言できないけれど、
マッサージやホメオパシー、
笑ったり、はしゃいだり、いっぱいキスしたり、
免疫力をアップさせるいくつかの試みが
功を奏しているのでしょう。
いのちの営みとは、じつに不思議です。


このまま順調に年を越せればいいのですが。
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カヤとかよこ

2015-10-19 | 犬&猫との暮らし
この夏、かなりの頻度で週末、かよこを預かった。
「かよこ」というのは、妹ファミリーの愛猫。
なぜ「かよこ」と名づけたのか聞いたのだけど、
明確な理由はなく「なんとなく」だったらしい。

この「かよこ」、齢15歳となり、
別に認知機能障害、つまりボケてしまった、
というわけでもないようなのだけど、
エサを出しておけば出してあるだけ食べてしまい、
食べ過ぎて吐いたり、おなかをこわしたりするようになった。

妹たちが一家で泊りがけで出かけるようなとき、
若い頃はカリカリを多めにおいていけば済んだのに、
そうもいかなくなり、しかも歯もだいぶガタついたので、
ウエットフードになったために、エサの管理が必要になった。
老猫を1匹で留守番させるのも心配だし、
この夏は猛暑続きだったので、うちで預かることにした。

カヤがいるので、猫トイレやエサ置き場は工夫して
かよこが落ち着いていられる場所も確保。
昼間は数時間ごとに少量エサをあげているのだけど、
明け方になると、おなかがすくらしく、
私の顔にお手をして「起きてくれろ」という。
仕事をしていると膝に乗ってきたりして、
私にもすっかり慣れた。

預かり始めた当初、かよこは近づくカヤを
数回「シャーッ!」と威嚇したけれど、
カヤがまったく危害を加えないことが分かり、
わざわざカヤの鼻先を横切ったりするようになった。


急に肌寒くなったので、カヤもかよこも
何となく近くにいるし、ベッドに潜り込んでくる。


かよこのような性格のいい高齢の保護猫がいればねえ、
カヤのパートナーに最適なんだけどなあ。
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